本分野の母体となった公衆衛生学講座は、金沢大学医学部助教授であった福山裕三先生(現旭川医科大学名誉教授)が開講し、本学卒業生を中心に多くの保健所医師を研究生として受け入れ、北海道の疾病に関する疫学研究と健康教育の効果に関する研究に取り組みました。平成10年に北海道大学医学部から公衆衛生学講座教授として羽田明先生が赴任。羽田先生は平成14年に千葉大学公衆衛生学講座教授として移動。平成15年4月に衛生学講座と公衆衛生学講座が大講座に移行し、健康科学講座となりました。その後、健康科学講座として吉田貴彦教授(旧衛生学講座、現人間環境保健分野)のみとなっていましたが、平成21年9月10日より、西條泰明が准教授から地域保健疫学分野教授に昇任にして、健康科学講座は地域保健疫学分野と人間環境保健分野との2分野体制となりました。その後、2017年4月より、社会医学講座と改称し、分野名も当公衆衛生学・疫学分野と衛生学・健康科学分野になっています。
(旧 健康科学講座 地域保健疫学分野)