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小児科病棟医長の佐藤雅之です。
4階西病棟では、入院中のこどもたちのために、「クリニクラウン」の皆様に来棟いただいており、その活動についてご紹介いたします。
クリニクラウンとは、「病院: clinic」と「道化師: clown」を合わせた造語で、日本語では「臨床道化師」と訳されます。入院生活を送るこどもたちに遊びとユーモアを届け、こどもたちの笑顔をはぐくむ活動で、赤い鼻をつけた道化師の姿で入院中の病気のこどもたちを楽しませてくれています。
もともとオランダではクリニクラウンの活動が盛んで、その活動が日本にも紹介され、2005年に日本クリニクラウン協会が設立されました。全国各地の病院へ活動が広まり、当院にも2007年度より何度かご訪問いただいていましたが、コロナ禍でしばらく途絶えておりました。
パンデミックが落ち着いたあと、2025年2月に久しぶりのご訪問をいただき、その後、同年7月、2026年2月とご訪問いただきました。
クリニクラウンの方々は、こどもたちの心理や、こどもたちとの接し方についてもトレーニングを受けられています。私自身、活動中の様子を拝見しましたが、初めは少し照れたり緊張したりしていたこどもたちが、次第に表情をほころばせ笑顔になっていきます。その場の空気をパッと明るくしてしまうスキルに感嘆しました。こどもたちにとって大切な思い出になったことと思います。私たち医療者にとっても、本当にありがたいご訪問でした。
長期入院中のこどもたちは、遊びや他者との出会いといった、本来こどもの成長のために大切な「こどもらしく過ごす」ことが制限されてしまいます。クリニクラウンの活動は、このようなこどもの権利を守るための、大変尊いものだと感じます。
全国各地への病院訪問以外にも、チャリティイベントや講演・ワークショップなど幅広く活動されています。日本クリニクラウン協会のさらなる発展をお祈りするとともに、また当院へご訪問いただけることを病棟スタッフ一同お待ちしております。
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