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「地域医療を守るため、ともに走ろう ドクターカー更新プロジェクト」に5,600万円を超える多くのご支援が集まり、大成功のうちに終了いたしましたこと、心よりお祝い申し上げます。そして何より、プロジェクトを力強く推進された救急科の皆様、ご尽力くださった大学・大学病院関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
READYFORでは現在、約90の大学様と提携しており、そのうち約半数が医学部を有する大学様です。これまで大学様とご一緒に、185件の医療分野のクラウドファンディングを実施してまいりました。今回の旭川医科大学様のプロジェクトは、北海道内の医療関連クラウドファンディングの中でも最高金額であり、全国の大学様が実施したプロジェクトの中でもTOP3に入る記録です。
これほど多くの温かいご支援が寄せられた背景には、同じ道内からのご支援の高まりを最大化することができた点があると拝察いたします。
また、貴学で以前実施されていたクラウドファンディングへご支援くださった方が今回もご支援くださっており、これまでの大学プロジェクトからの"バトン"が引き継がれたことが示されています。加えて、今回新たにご支援くださった方々からの多数の支援により、貴学に対する厚い信頼が改めて可視化された点も印象的でした。
道北・道東地域で活動されている企業・個人の方から多くの応援をいただき、さらにショッピングモールでドクターカーをご紹介するイベントを実施するなど、オンライン・オフライン双方で広報活動を重ねられたことが、これほどの支援の広がりにつながったものと考えております。
さらに、テレビ・新聞をはじめとするメディアへの協力依頼や、救急医学会総会などの機会を活用し、全国の救急医療に携わる方々への呼びかけを行われたことも、支援者層の拡大に大きく寄与したものと思います。一つひとつの地道で重要な取り組みの積み重ねが今回のご寄附につながっており、病院クラウドファンディングにおける広報活動のまさに模範となるような活動であったと感じております。
これらのご活動はご寄附につながっただけではなく、プロジェクトの合言葉である「地域医療を守るため、ともに走ろう!」を体現し、安心・安全の救急医療を次世代に残す、地域との新たなつながりにも結びついたのではないでしょうか。
地域全体で医療を支える重要性がより高まっていくなか、道北・道東地域において少子高齢化が進む地域特性や、地場企業の数が県庁所在地と比べて限られる等の制約がある中で、ここまでのご寄附が集まった本プロジェクトは、今後、他の大学・病院様からも大きく注目される成果であると考えております。そして、集まった金額以上に、本プロジェクトを通じて紡がれた多くの"ご縁"もまた、貴学にとってかけがえのないものとなりましたら幸甚でございます。
他方でクラウドファンディングの終了はゴールではなく、これからが本当のスタートだとも言われます。今回のご支援を力に、道北・道東を中心とする広大な医療圏の安心を守り続け、安全で確実な救急医療を未来へつなぐ取り組みを、貴学には今後も進めていただけるものと存じます。活動状況のご報告・ご共有を通じて、救急医療の現状や取り組みの成果を、ぜひ継続的に発信いただけますと幸いです。
私どもREADYFORは、今後も貴学および全国の大学様とともに、意義あるクラウドファンディングの実現に尽力してまいります。
READYFOR株式会社 多田 絵梨香
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