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Vol.10 October 2025
 
旭川医科大学に関わるすべての皆様方に本学の活動状況を定期的にお知らせしたい、本学をもっと知っていただきたい、そんな思いで毎月1回ニュースレターを配信しています。
今月はクラウドファンディング「地域医療を守るため、ともに走ろう!ドクターカー更新プロジェクト」特集号としてお届けします。
 
Contents
・○○目線 「救命救急センター長の救急医目線」
・ニュース ◎今月はココに注目!
「クラウドファンディング第2弾 10月22日募集開始!」
・学長#ひとりごと 初雪
 
 
○○目線 パチクリ目のマーク
Vol.10は救命救急センター長の救急医目線
救命救急センター長 岡田 基

救命救急センター長を務めています、岡田基です。

当院は、「患者中心の医療を実践し、地域医療に寄与するとともに、国際的に活躍できる医療人を育成する」という理念に基づき、特定機能病院として、また災害拠点病院としての役割を担っております。また、私たちは「持続可能な地域救急医療体制の確立」を目標に掲げ、日々診療に取り組んでおります。

旭川医科大学病院救命救急センターは、令和22年10月に北海道では9番目の救命救急センターとして開設され、今年で15年が経ちました。年間5,000名以上の救急患者を診療しており、救急車の受け入れは年間2,200~2,400台前後で推移しています。入院率は開設当初の20%台から現在は40%台へ増加しており、より重症な患者さんの診療にあたる機会が増えていることがわかります。

令和5年度の応需率は93.0%で、多発外傷や重症感染症、意識状態や呼吸・循環動態に問題がある患者さんを優先的に受け入れています。また、旭川市内だけでなく、道北・道東地区等からの転院搬送も多く受け入れています。

平成27年からはドクターカー事業の試験運行が始まり、病院前診療にも力を入れてきました。この事業では、現場に医療スタッフを送ることで、重症患者に対する初期治療の開始が早まり、救命率の向上や後遺症の軽減が期待されています。昨年度までは年間30件程度の運行でしたが、今年度からは救急救命士が加わり、消防との連携がより強化されたことにより、ドクターカー要請・出動件数が約2倍のペースで増加しています。

北海道、特に道北地域の医療体制は今後ますます集約化されていくことでしょう。超高齢化社会を迎える北海道において、医療機関へのアクセスがさらに不便になり、病状が進行してから受診するケースが生じる可能性があります。また、事故や外傷の中には一刻を争う状況が少なくありません。遠方からの搬送中に病態が悪化することもしばしば経験します。そのような場面では病院に到着してから開始する医療だけでは対応が間に合わないことがあります。こうした課題に対し、私達はドクターカー事業を通して、地域の救急医療を守って行きたいと考えています。

このたび、当院ではドクターカー更新のためのクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。キャッチフレーズは「地域医療を守るため、ともに走ろう!」です。地域の皆様、医療の未来に共感してくださる皆様、どうか私達の想いにご賛同いただき、ご寄附を賜れましたら幸いです。

 

◎今月はココに注目!
クラウドファンディング第2弾 10月22日募集開始!

消防と連携し、医師と看護師や救急救命士が現場から救命救急処置を行う「ドクターカー」。道北・道東を中心とした広大な地域医療圏において救急医療を支え、交通事故・心肺停止・脳卒中、そして地震や火災などの災害時にも多くの命を繋いできました。

当院のドクターカーは導入から11年が経ち、耐用年数を超えた車両は老朽化が進み、過酷な救急・災害現場での使用にも限界が近づいています。

これからも地域の安心を守り続けるために。
そして、安全で確実な救急医療を未来へ引き継ぐために。

私達は、新しいドクターカーの導入に向けてクラウドファンディングに挑戦します。

 
応援メッセージいただきました!
旭川市長
 
新聞で取り上げられました!
日本経済新聞 10月20日 ※会員限定記事(無料会員登録で読めます)
毎日新聞 10月28日
北海道新聞 10月29日
 
 
本学クラウドファンディングは税法上の優遇措置の対象です
税制優遇
税制優遇
税制優遇
税制優遇
 
イベント情報
 
◎その他、旭川医科大学、旭川医科大学病院では地域の皆さん、患者の皆さんに向けてさまざまな講演やセミナー等を行っています。
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○学長#ひとりごと○
10月20日の夕方に旭川でも初雪が降ったことを知りましたが、冬の始まりを自分の目で確かめることができなかったのは残念でした。研究棟7階の教授室から管理棟2階の学長室に移った後、大雪山の山並みが見えなくなったせいなのか、外の景色に無関心になっていることに気付き、少し反省しています。 初雪
▲冬が始まります。
 
 
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