ニュースレター
(2021年1月発行)

ニュースレター「CSC通信」。
3ヵ月に一度程度のペースで発行しています。

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利用上の注意
臨床シミュレーションセンターをご利用頂くに当たり、注意事項をまとめました。ご一読願います。




CSCスタッフ
・センター長:本間大
(国際医療支援センター 教授)
・事務員:津野友花
・看護師:九鬼智子・平塚志保


看護技術研修(2020.6.25~6.26)

2020年6月25日(木)及び26日(金)の2日間、看護部による技術研修が行われました。
上半期の最後となる大きな研修は、CVポート穿刺の技術研修でした。



腕への穿刺とは緊張感が違う?手順をしっかりチェック!

指導にあたっている教育担当の看護師さんから一通りの説明を受けた後、実際にCVポート穿刺をしていきます。
しかし、皆さん最初はなかなかスムーズに事を進められず、マニュアルと睨めっこが続きます。

 

腕への穿刺とは勝手が違うようで、皆さん穿刺に至るまでに少々時間がかかっていました。
でも最初にしっかりと手順を確認しておくことで間違いのない穿刺になるので、自信のない時はマニュアルをじっくり読み込むのも重要ですよね。

使用したのは「マイクロニードルポート穿刺トレーニングモデル」

今回の研修で使用したCVポート穿刺モデルは、レジーナ社製の「マイクロニードルポート穿刺トレーニングモデル」というもの。
こちらは看護部所有のモデルで、CSCの所有物品ではありません。
借用ご希望の際は、看護部教育担当までお願い致しますね。



皮膚モデルは特殊樹脂「バイオスキン」(レジーナ社製の皮膚の質感や肌の弾力をリアルに再現した医学教育用人体模型)で作られており、皮膚越しの指先の感触が非常にリアルにできています。
また、ヒトの肌の感触を忠実に再現しているため、ポートの留置部位を触知でき、穿刺抵抗もヒトに近いという特長があります。

但し、本体は陶器製(!!)のため、取り扱いには注意が必要です。

丁寧な指導で深まる理解

腕の採血や点滴をされるということはCSCスタッフも経験があるので、傍から見ていてもなんとなく感覚を掴めるのですが、”CVポート穿刺”というのは経験もなく、見たこともなかったので、なかなかイメージがわきませんでした。
でも、指導にあたられていた教育担当の看護師さんの説明はとても丁寧で、ちょっとしたコツなども交えられていたので、CSCスタッフもなるほど~と思うことばかり。
受講されていた看護師さんの理解も、かなり深まっていたように思います。



時折、「あ、そっかー♪」とか「わかったわかった!」という声も上がっており、そんな声の後の所作がとてもスムーズになっていたので、本当に良い指導をされていたと感じました。
マニュアルにはない、現場感覚のコツというのは、やっぱり為になるものですね。




本来ならば、CSC内だけで研修を行えるところなのですが、今年度は新型コロナウィルスの影響があり、CSC以外の会場も設けての研修となっていました。
始終慌ただしく各会場を往復しつつも、丁寧な指導をされていた教育担当の看護師の皆さん、本当にお疲れ様でした。


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