
小児がんとは
小児がんとは、一般的に15歳未満にみられるがん (腫瘍) のことです。白血病、リンパ腫、脳腫瘍、神経芽腫などさまざまなタイプがあり、体のあらゆるところに発生するため細かく分類されています。治療法も、がんの種類や場所、広がりにより異なります。
当院では、薬物療法など内科的治療を担う小児科を中心に各診療科、病棟、外来、地域医療連携室等の院内スタッフをはじめ、地域の医療機関・福祉機関・教育機関とも連携し治療や在宅ケアを行っています。
治療後数か月から数年後に、がんの発症による影響や、薬物療法、放射線療法などの治療の影響によって晩期合併症を生じる可能性があります。晩期合併症には体の症状や二次がんだけでなく、精神的・社会的な問題なども含まれます。児の個別の状況に合わせて長期の経過観察 (長期フォローアップ) が必要になり、当院では小児科と成人診療科が連携して切れ目のないフォローアップを行っています。