外来化学療法センター

外来化学療法センターのご案内

通院で抗がん剤治療を受ける方、点滴治療を受けられる方の専用のお部屋です。

外来化学療法センターのスタッフは、センター長(医師)、副センター長 (医師) 、看護師、薬剤師で構成されています。治療を安全に受けていただけるように支援させていただきます。

外来化学療法センターでは、化学療法開始前に、見学やオリエンテーションを行っています。その際、治療スケジュールや治療にかかる時間、日常生活の過ごし方などもお話させていただきます。

体調の変化や対応が難しいと感じる症状が出現した時は、外来受診が必要となる場合もあります。平日の外来対応はもちろんのこと、夜間・休日の対応は事務当直にご連絡ください。

外来受付は、2階㉓番の右横にあります。

外来化学療法センター受付
外来化学療法センターで治療を受けられる方は、外来23番受付へ外来フォルダーを提出してください。

外来化学療法センターの予約時間は、9:00と表示されますが、予約時間に関係なく、診察終了後または、医師から指示された時間にお越しください。
治療を受ける部屋

ベッドが9台、リクライニングチェアが11台、合わせて20床あります。それぞれのスペースがパーテーションまたはカーテンで区切られています。カーテンを閉じることで個室のようなスペースで治療を受けていただいています。

注射用抗がん剤調剤

あらかじめ使用する薬の内容が治療計画どおりであることを確認し、安全に治療が行えるように準備をしています。

抗がん剤や吐き気止めなどの点滴は、無菌状態を保つクリーンベンチ、安全キャビネットを使用して清潔に調製しています。また、治療による副作用や副作用の予防薬についての説明を必要に応じて行います。

治療中

治療中はお部屋で食事をしたり、飲み物を飲んだりしてかまいません。治療がお昼にかかってしまう場合は、昼食をご持参下さい。
トイレへ行きたい時はナースコールで教えて下さい。点滴機械のコードをはずしトイレへ行ってもらっています。グレーのボタンを押すと音が鳴ります。
※トイレは外来化学療法センターの入口正面にあります。

センター内設備

各ベッド(17床)にはテレビが設置されています。治療中、本や冊子・DVDなどもご自由にご覧になれます。ご自宅からお好みの本や雑誌・DVDを持参されて治療を受けていただくこともできます。

その他

ウイッグのご案内や各種パンフレットを準備しています。食欲が低下している時の食事のレシピや薬剤・治療中の自己管理に関する冊子などもあります。ウイッグはがん相談支援センターで見学することもできます。お気軽にご相談ください。

がん化学療法とは

がん化学療法とは、からだにできたがん細胞を薬(抗がん剤)によって攻撃する治療法です。

それぞれの病気や病状によって、効果的な種類、分量、組み合わせ、方法を選んで行われます。

また、第一選択の治療法としてがんを小さくする目的で手術の前に行ったり、手術や放射線治療とを組み合わせて行ったりと、人によって様々です。

当院では、外来通院される患者さんに対して、外来化学療法センターで点滴治療を行っています。

化学療法の流れ

中央採血室で採血をします。

各診療科で受付をします。

治療が決定します。

外来化学療法センターで受付し、治療を開始します。

治療が終了後、会計をします。

化学療法における薬剤師の役割

検査・診療が終わり化学療法の実施が決定すると、専用のキャビネットで点滴を調製します。このとき、正しい薬剤・正しい量であることを薬剤師2名で確認しています。
点滴中に患者さんのところに行き、治療内容や自宅で使用する薬について説明したり、副作用など体調変化の話を聞き、対処方法をお伝えします。別な薬剤の使用を医師に提案することもあります。

次々に新しい仕組みのお薬が治療に使用されるようになり、副作用も多様化しています。お薬の情報について情報共有を行い、チームの一員として患者さんの治療を支えます。

治療中に感じた疑問や心配な点について、治療を行っているから我慢するしかないと諦めずにご相談下さい。

化学療法を受けられる方への情報提供

  • 治療前に、事前に外来化学療法センターの見学やオリエンテーションを受けて頂くことができます。
  • がん治療について、様々な不安や悩みを抱えていらっしゃる方は少なくないと思います。そのような不安や悩みに対応するため、がん相談支援センターを設置しています。

外来化学療法センター利用状況