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「熟練看護師が語る 再発見!!看護という仕事の魅力」
           知っていますか?輝くナース〜PartW〜

終了報告

2015年7月24日

 
 7月24日(金)、二輪草セミナーを開催しました。「知っていますか輝くナース」シリーズは、今回でPartWになります。今回のテーマは『熟練看護師が語る 再発見!看護という仕事の魅力』としました。長く看護師を続けている3人の熟練看護師から「看護」の仕事の魅力や秘訣についてお話しいただきました。参加者は25人ほどでしたが、多くの人に聞いてほしいメッセージが満載でした。
 最初に、外来総合診療部看護師遠藤久枝さんは、3人のお子さんを育てながら看護師を続けてきた体験をお話し下さいました。
遠藤さんは、プチ自慢と言いながら趣味でもあるイラストの特技を生かし、PPE着脱表示のステッカーを作成したこと、総合診療部の設立から関わるなかで、身体と心のトリアージが重要と感じトリアージ用紙の作成や体制づくりに取り組んできたこと、最初はなりたい職業ではなかったが、今では「看護師でよかった」と思えていること、総合診療部の看護は自分自身の看護の集大成であると、熱く語ってくれました。
 次に、NICU看護師本村あゆ美さんは看護師になって22年、小児科やNICUでの看護経験から得たことや看護の魅力についてお話し下さいました。1つ目は、患者家族と共につらい時期を乗り越えその喜びを分かち合える仕事であること、2つ目は、患者・家族にとってよりよい支援のために、看護師ひとりひとりが知恵を出しチームで取り組むことができる仕事であること、3つ目に、他者との関わりでお互いに影響を与え学んでいける仕事であることが話されました。本村さんのお話から人との関係を大切にしてきたことが伝わりました。
 最後に、10階東病棟副看護師長九鬼智子さんからは、3人のお子さんを育てながら、多くの分野の看護を30数年続けてきたことが紹介されました。家族や仲間の支えがあり子育てのつらい時期を乗り越えられたこと、我が子のケア=看護ケアであり、そこには相互信頼と成長がある。多くの人との出会いが自分を成長させてくれたこと、現在は学士をめざし学生気分を満喫しており、人生は常に向上心を持って楽しむことと締めくくってくれました。
 3人のお話に共通していたのは、@仕事を続けるためのチャンスや方法を逃さず自分のものにしていることA肩に力を入れ過ぎず家庭と仕事を両立させていることB常に向上心をもっていること であり、「看護とともに」成長し今の自分があるとのメッセージが伝わってきました。

      (看護職キャリア支援職場適応支援担当 看護師 菊地美登里)

  
セミナーの様子