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夏休みキッズスクール

終了報告

2012年7月26日・27日

 平成24年7月26・ 27日に第9回キッズスクールを開催し、総勢23名の子供達が参加しました。

 第1日目、特別授業で看護学講座の杉山さちよ先生が『いろいろな人と知り合おう』というテーマで、障害を持ったお友達と接したり遊んだりするときにはどうしたらいいのだろう?と言うことを教えて下さいました。絵本を参考にしながら、障害にはどのようなものがあるのか、実際に障害を持ったお友達がいたらどんなお手伝いができるのかを具体的に考え、それを紙に書いて発表しました。子ども達一人ひとりが真剣に考え、向き合っていたのが印象的でした。その後、職業体験では学生ボランティアの皆さんが『ぬいぐるみ病院』を行って下さいました。学生さんが医者と看護師、子ども達が持参したぬいぐるみが患者です。低学年がぬいぐるみのお父さん・お母さんになり、高学年はレントゲン技師や薬剤師になりました。病院の中の仕組や役割を楽しく学ぶことができました。
  午後からは『みんなに優しい社会』というテーマで、学生の皆さんがユニバーサルデザインや点字ブロックなどについて、スライドを使って教えて下さいました。車椅子の方や目の見えない方など、障害を持った方々にも使い易い工夫がされているものが身近なところにたくさんあることを知りました。その後は体育館で、シッポとりゲームや手つなぎ鬼、大縄跳びをして遊びました。暑さに負けず、汗だくになりながらも思いきり身体を動かして楽しんでいました。


 第2日目はバスに乗って当麻町にある「かたるべの森美術館」に行きました。旧伊香牛小学校を改装した美術館で、障害者の方々の作品が展示されています。そこには障害者の方々が働く授産施設などもあります。午前中はそのアトリエで、エコバックに絵を描いてオリジナルエコバックを作りました。絵の具で直接描くので緊張する作業でしたが、それぞれ思い思いの絵を描いて、世界に一つだけの素敵なエコバックが出来ました。昼食は美術館内のレストランで『おろしハンバーグ』を頂きました。みんなで食べると好き嫌いなく、残さず美味しく食べていました。
 午後からは、当初の計画では「かたるべの森」に探検に行くことになっていましたが、一週間ほど前に、その森に熊が出た!!とのことで、急遽計画を変更し、美術館の体育館で障害者の方々と一緒に「ころがしドッチボール」大会を行いました。3チームに分かれて、各チームに1人ずつ障害者の方に入って頂きゲームを行いました。最初は戸惑う子もいましたが、ゲームを一緒に楽しむうちに全く違和感なく、大盛況のうちに終えることが出来ました。
 帰ってきてから、閉校式で子ども達は修了証を、学生の皆さんは感謝状を受け取り、二日間のキッズスクールは無事に終了しました。

 今回も学生ボランティアの皆さんには大変お世話になりました。お忙しい中、企画や準備などにも参加してくださり、スクール中も真剣に子ども達と向き合い、お付き合い下さったこと、心から感謝しております。 また、ご協力頂いた各部署の皆様にも心よりお礼申し上げます。

杉山先生の特別授業 学生の活動 集合写真