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医療概論V「ワークライフバランスを考えよう」の授業

終了報告

2023年10月2日
対象:医学科3年生



教育センター
野津教授


脳神経外科学講座
木下教授


産婦人科学講座
横浜助教


山本センター長

 2023年10月2日に医学科3年生を対象に「ワークライフバランスを考えよう」の講義および実習を行いました。今年度はコロナ明けの久しぶりの対面での開催となりました。教育センターの野津教授から開催のご挨拶を頂いた後、二輪草センターについての説明とワークライフバランスの講義を行いました。その後グループに分かれて2つの想定ケースに関して、キャリアプラン、問題点などを議論してもらいました。コロナ前は大講義室でグループ発表と意見交換を行っていましたが、manabaの方が多くの意見がでて活発なディスカッションになるため、今年もこの方式を取り入れました。この課題を通して様々な問題に対してどの様に対処していくか、そして自分とパートナーのキャリアをどう考えていくのか、育児・親の介護など家族の状況が人生設計に影響することも学んでもらいました。「先輩医師のワークライフ体験談」ではお2人の先生にお話し頂きました。脳神経外科学講座教授の木下学先生から、何をライフワークにするのか問いかけられ、限られた医師人生の中で仕事を極めることの醍醐味について熱く語って頂きました。産婦人科講座の横浜祐子先生からは子育てをしながらどの様に仕事と子育てを両立しているかお話し頂きました。講演の最後には上司である産婦人科教授と娘さんからの手紙を披露する演出があり、両立することで職場や家庭で尊敬され、感謝されている事が伝わりました。ポストアンケートでは『必ずしも一生仕事にウェイトを置かなければいけない訳ではなく、反対に、子供を産んだら一生育児や家庭ウェイトを置かなければならない訳でないのだとわかりました』『自分のこれからの人生で何を優先するのか考えていかなければならないと感じました』『ワークとライフは互いに充実してこそ自分の人生なのだと思った』『医学を追求する道に魅力を感じました』という意見がありました。一方で『将来が不安になった』という意見も少数ありました。最後に二輪草センター長の山本先生から、アンコンシャスバイアスについて教えてもらいました。この講義をきっかけに自身のキャリアプランを考え、ワークライフバランスを充実させることができる学生が増えることを期待します。今回タスクフォースとして青木先生(病理部)石羽澤先生(小児科)、井上先生(教育センター)、大原先生(耳鼻科)、小野寺先生(緩和ケア科)、木ノ内先生(眼科)、佐藤先生(教育センター)、西川先生(眼科)、蒔田先生(遺伝子診療)、林先生(産婦人科)(五十音順、敬称略)にお忙しいところご協力いただきましたことを深謝致します。


     
                 授業の様子