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平成29年「ワークライフバランス」の授業

終了報告

2017年8月21日
対象:医学科3年生


授業の風景


 グループワークの様子 

 平成29年 8月21日に、医学科3年生を対象に「ワークライフバランスを考えよう」の講義および実習を行いました。今年も夏休み明けの第1日目を熱く議論し、将来をシミュレーションする日としてもらいました。
最初に教育センターの蒔田先生から開催のご挨拶をいただき、その後、二輪草センター菅野先生からの医師のワークライフバランスと二輪草センターについての講義していただきました。家電3種の神器の大切さは、学生さん達には印象的であったようです。
「グループ討論」では、13グループに分かれて、4つのケースに関して、キャリアプラン、問題点、サポート方法などを議論してもらい、討論内容は各グループの代表者から発表してもらいました。自らのキャリアアップのみではなく、パートナーのキャリアも考慮することや、育児、親の介護など人生における家族の変化に対応することの難しさを知り、互いに相談することの大切さや、使える制度を知っておくことの重要さなどを学んでもらいました。


 膠原病内科 
 高取 恭平先生


麻酔科 
神田 恵先生


手稲渓仁会病院 
Constantine先生

「先輩医師のワークライフ体験談」では、3人の先生からのお話を聞きました。膠原病内科の高取先生からは、研修医時代の忙しさ、同僚との結婚、育児の体験などをユーモアいっぱいにお話しいただきました。時には仕事よりも大変である育児の体験談は学生さん達に刺激的であったようです。麻酔科の神田先生は、診療、研究、そしてアメリカ留学とキャリアを積まれ、さらにアメリカで出産されたお話をしてくださいました。仕事と家事と育児それぞれ1/3ずつで一人前、やりたいことにチャレンジする楽しさを教えていただきました。また今回は手稲渓仁会病院からConstantine先生にお越しいただき、特別講義をしていただきました。力強い英語で、日本と海外の医師の仕事に対する意識や社会的立場の違いを教えていただき、日本の女性医師が更に活躍するための勇気をもらえたことと思います。
最後に二輪草センター長の山本先生から、4つの傾向診断を用いて自分を客観的に分析し、今後に役立てる方法を教えてもらいました。この講義をきっかけに、キャリアプランを考え、ワークライフバランスを充実させることのできる学生さんが増えることを期待します。
今年もグループ討論ではたくさんの先生方にタスクフォースとしてお手伝いしていただきました。青木先生(免疫病理)、河端先生(第1内科)、菅野先生(二輪草)、岸部先生(耳鼻咽喉科)、木ノ内先生(眼科)、佐藤先生(教育センター)、高橋先生(小児科)、堀先生(皮膚科)、蒔田先生(教育センター)、山本先生(二輪草)、山本先生(腫瘍病理)、横浜先生(産婦人科)、吉田先生(解剖)(五十音順、敬称略)、お忙しいところご協力いただきましたことを深謝いたします。