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平成28年「ワークライフバランス」の授業

終了報告

2016年8月22日
対象:医学科3年生


授業の風景


 グループワークの様子 

 平成28年8月22日に、医学科3年生を対象に「ワークライフバランスを考えよう」の講義および実習を行いました。今年も夏休み明けの1日目を熱く語りあい考えてもらいました。
最初に教育センターの蒔田先生から開催のご挨拶をいただき、その後、二輪草センター菅野先生からの医師のワークライフバランスと二輪草センターについての講義していただきました。先生ご自身が出産後、朝方に生活パターンを変えたことが、学生さん達には印象的であったようです。
「グループ討論」では、15グループに分かれて、4つのケースに関して、キャリアプランや、問題点、サポート方法などを議論してもらいました。どのグループも白熱した議論が展開され、討論内容は各グループの代表者から、それぞれの特色を感じる多様な意見を発表してもらいました。今回は結婚、出産、育児だけでなく、介護の問題もケースに取り入れました。将来の進路やを考えるうえで、パートナー、子供、両親など、周囲の人との関係が大切であることを考えさせられたのではないかと思います。


 眼科 
 西川 典子先生


皮膚科 
大石 泰史先生


産婦人科 
横浜 祐子先生

 午後のグループ発表後には、「先輩医師のワークライフ体験談」として、3人の先生からのお話を聞きました。眼科の西川先生からは、眼科医としての研修を積まれた後に、ご自身の専門分野を考える中で出産・育児を体験し、道外での研修もされキャリアアップされたお話しをお聞きしました。皮膚科の大石先生は、男性医師としては貴重な育児短時間勤務を利用され、子育てに積極的に参加されています。乳児期のわが子と関われる限られた期間を大切に過ごしたいという気持ちがとても伝わってきました。産婦人科の横浜先生は、ライフと勤務先の関連や、自らが力強く育児と仕事を両立されてきた経験をお話しされ、自分に自信をもてるキャリアを着実にもつことの大切さを教えてくださいました。様々な体験談を聞き、医師という職業の素晴らしさや、ワークライフバランスを保つことの難しさなどをイメージすることができたことと思います。
最後に二輪草センター長の山本先生からスタイルチェックによるタイプ別診断を説明していただき、講義を終了しました。この講義をきっかけに、ワークライフバランスとキャリアプランの重要性を考えることのできる学生さんが増えることを期待します。
グループ討論ではたくさんの先生方にタスクフォースとしてお手伝いしていただきました。青木先生(免疫病理)、赤坂先生(臨床検査)、菅野先生(二輪草)、岸部先生(耳鼻咽喉科)、木ノ内先生(眼科)、高取先生(第2内科)、高橋先生(小児科)、高林先生(放射線科)、堀先生(皮膚科)、蒔田先生(教育センター)、松本先生(臨床研究支援)、山本先生(二輪草)、山本先生(腫瘍病理)、横浜先生(産婦人科)、吉田先生(解剖)(五十音順、敬称略)、お忙しいところご協力いただきましたことを深謝いたします。

蒔田 芳男 教授 菅野 恭子 先生 山本 明美 教授