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第7回「看護学生と看護師の集い」

終了報告

日時:2017年12月1日(金)
場所:輸血部カンファレンスルーム
対象:看護学生・看護師

 12月1日(金)に、『私が看護師を続けてきた理由〜ありたい自分・なりたい自分〜』というテーマで、「看護学生と看護師の集い」を開催しました。
 4階東ナースステーションの助産師 鈴木彩花さんは「私が助産師として働く理由」というテーマで、産科病棟の魅力を感じ、高い専門性のある助産師という仕事を選択したことや、就職・結婚・出産、復職という色々な節目で、人生設計をしつつ意思決定してきたお話でした。子供を預けて仕事をすることに迷いを感じながらも、一番大事なのは家族ということはぶれず、家族や職場のサポートに感謝し、今後は育児と仕事を両立する人の力になれるようになりたいという姿勢が素敵だと思いました。
次に、腫瘍センター・点滴・緩和センター副看護師長で、がん専門看護師の尾崎靖子さんは「自分を変える、覚悟が持てたらいいのにな」というテーマで、注目のドラマ「陸王」の話から、どんな「覚悟」をしながら進学し、仕事に復帰してきたのかをお話しいただきました。出産・育児の真っただ中に専門看護師となり、いろいろな「覚悟」の選択をしてこられました。研修中の受け持ち患者さんの「私の病気ではなく私のことを聞いてくれてありがとう」という言葉や、お子さんからの「いつもおかあさんにつきあってあげているんだからたまにはぼくにもつきあってよ」という言葉に思わず胸が熱くなりました。周りのサポートに感謝し、支えてもらう分「看護という仕事を通して還元したい」という熱意が伝わるお話でした。
最後に、光学医療診療部・放射線部ナースステーション看護師長、菅原友美さんには「今、自分を振り返って思うこと」というテーマで、看護師をめざした経緯や、大学病院に憧れたエピソード、就職後、厳しい現実の中で仕事を続けることができたのは、友人の励ましと先輩の何げない言葉だったことを振り返っていただきました。仕事の継続に悩んだ時「子どもは母親だけの愛情がすべてではない。その時々に誰かに愛情を注がれればちゃんと育つ」というその当時の師長さんの言葉を受け止め、働き続けてきた菅原師長さんのしなやかな強さを感じました。
いろいろな立場・世代で、抱えている課題は違いますが、「看護職であること」を選び続けてきた「理由(わけ)」は、看護することへの情熱や支えてくれたたくさんの人がいること、そしてその人たちへの感謝と愛情であると感じました。
参加者は、学生3名、看護職19名、教員3名の計25名と少なめでしたが、アンケートでは自分自身を振り返り、自分はどうありたいのか、どうなりたいのかを考えるきっかけになったという意見が多数でした。
 今後もより多くの皆さんに参加していただければと思います。

        看護職キャリア支援職場適応支援担当 尾形 千悦