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第1回「看護学生と看護師の語る夕べ」

終了報告

日時:2011年11月30日
場所 : 病院会議室(中央診療棟3階)
対象 : 看護学生・看護職員

 今年度初めての試みとして「看護学生と看護師の語る夕べ」を開催しました。キャリアアップや育児との両立など自分自身のワーク・ライフ・バランスを考えることを目的に、3名の看護師に体験談を話していただき、その後意見交換を行いました。今回は看護学生6名を含む26名の参加がありました。
 体験談では、最初に外来看護師の松田ともさんから、産休前の病棟では周囲の協力があり元気に勤務することができたこと、復職後も職場の理解と協力や実母のサポートがあり子どもの成長を感じながら日々充実して働くことができていると話されました。また、研修等に参加できるように託児のサポートがあるとよいとの要望がありました。
 次に、9東病棟看護師の渡邉充広さんには、2児の父であり働きながら大学院に進学した時の体験談を話していただきました。臨床現場で教育・指導的役割を担うようになりキャリアアップの必要性を感じたことが進学のきっかけと話され大学院での学びが臨床での自身の役割に生かせていると話されました。最後に、7西病棟看護師の稲場幸子さんは、2児の母として1人目の時と2人目の時では仕事と育児の両立についての考え方が変化したことが話されました。時には仕事も育児も中途半端ではないかと悩むこともあったが、家族の応援の言葉に支えられたこと、そして子育ての経験が看護の仕事に生きており看護師として成長できていると話されました。
3人のお話は素直な気持ちが表現され、参加者にとっても身近に考えることができる貴重な内容でした。
 体験談後に短い時間でしたが意見交換を行いました。看護学生のみなさんは非常に熱心に参加され「家族の協力を得るためには」「仕事と結婚・出産のタイミングは」などの質問があり、ワーク・ライフ・バランスについて関心が高いことを改めて感じました。
 参加者からは、体験談を聞くことで自分自身の将来をイメージする良い機会になったとの感想が聞かれ有意義な時間となりました。今後も継続していきたいと考えています。

(看護部総務担当副看護部長 稲葉久子)