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旭川市医師会(担当:女性医師部会)主催

テーマ「思い描いたキャリアを積もう!」

終了報告

2011年11月16日(水)午後6時より
旭川医大機器センター3階カンファレンスルーム


蓮沼 直子先生

 平成23年11月16日(水)午後6時より旭川医大機器センター3階カンファレンスルームにて「第8回医学部学生と女性医師の語る夕べ」が開催されました。過去最高の総勢53名の方が参加され(うち2名は男子学生)、二輪草センターは共催としてお手伝いさせて頂きました。
 今回は『思い描いたキャリアを積もう!』をテーマに、第1部は秋田大学医学部総合地域医療推進学講座 助教 蓮沼 直子先生をお招きし、『明るい未来を見つけよう〜秋田大学における医学生キャリア形成支援の取組〜』についてご講演いただきました。
 皮膚科専門医として働きながら学生教育、女性医師支援、地域医療連携をされている蓮沼先生は、学生に「夢と希望にあふれ、意欲を持って社会に羽ばたいてほしい」との思いで講義をなされ、学生生活の中でしておくべきことは“その1”そうぞうりょく(想像力、創造力)を鍛える“その2”行動力をつけることが大切であるとおっしゃっていました。ご自身の経験をもとに、完全に離職してしまうと、医学の進歩についていくのが大変になり、技術より精神的な面での復帰が難しくなるので、臨床や勉強をする機会を残しておく事が何より大事なこと、今は復職支援より継続支援が必要で、いかに仕事を続けていくかを支援することが重要だと感じでいるそうです。キャリア形成のためには、好きなこと、楽しい事をする。自分に向いている得意なことを仕事にする。そのためには自分をよく知ることが必要であり、短所を直すよりも長所を伸ばす方が全体の能力として上がるとおっしゃっていました。
 『できる』の反対は『できない』ではなく『しない』だそうで、学生時代は価値観を育てる大事な時期で、また強い心を育てる時期でもあるので、どんな医師になりたいのか?どういう人生を送りたいのか?を考え、いろんなことにチャレンジしてくださいと学生に呼びかけられました。


グループディスカッション

 第2部では、働く意味を考える・内的キャリアを考えるワークを行い、その後 学生と医師が6つのグループに分かれキャリアアンカーワークについてグループディスカッションを行いました。PBL問題6つの中から、それぞれグループで2つ選び、それらについてディスカッションし最後に学生が話し合いの結果を発表。あっという間に時間が過ぎ予定より一時間延長して終了しました。

 医師会の皆様におかれましてはお忙しい中、旭川医科大学医学部学生のために毎年このような会をご開催いただきますことに、心より感謝申し上げます。