旭川市医師会(担当:女性医師部会)・北海道医師会主催
「第21回 医学生・研修医の集い」
終了報告
2025年11月19日(水)午後6時

旭川市医師会
女性医師部会長
長谷部 千登美先生

宮本 彩花先生

府川 里咲先生
大原 賢三先生

旭川市医師会
副会長
中條 拓先生
令和7年11月19日、医学生・研修医・女性医師を対象とした「医学生・研修生・女性医師の集い」が開催されました。今年度のテーマは「研修医生活ってどんなもの?」で、3名の先生方から貴重なご講演をいただきました。
1.初期研修医 宮本彩花先生(旭川医科大学病院)
宮本先生には、「研修医生活の舞台裏 in 大学病院」というタイトルで、大学病院における研修医生活についてお話しいただきました。日勤およびウォークイン対応の1日のタイムスケジュール、研修医室の設備についても詳しく紹介されました。大学病院で研修する利点として、入局前に診療科の雰囲気が分かること、診療科の選択肢が多く専門的に学べること、同期や知り合いが多いこと、上級医から迅速なフィードバックが得られることが挙げられました。最後に、「どこで研修しても学ぶ姿勢が最も大切であること」「何でも聞いて教えてもらえるのは研修医の特権であること」「同期の存在は想像以上に大きな支えになること」がメッセージとして伝えられました。
2.府川里咲先生(旭川赤十字病院)
府川先生には、「AO地域枠×初期研修 研修医1年目を経て感じる病院選びのススメ」というタイトルでご講演いただきました。
研修医1年目を経験した立場から、研修医生活の実際や病院選びのポイントについて、率直な意見を共有していただき、参加者にとって将来の進路を考えるうえで大変参考となる内容でした。
3.大原賢三先生(旭川医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
大原先生には、「女性(消化器外科)医師とともに約20年」をテーマに、ご自身の家事・育児への関わりについてお話しいただきました。分業を徹底することで、外科医である奥様が継続してキャリアを築いてこられたことが紹介されました。
また、耳鼻咽喉科における子育て支援の取り組みについて触れ、子育て支援のために努力すべきなのは女性医師ではなく男性医師であるという力強いメッセージが示されました。女性医師と結婚するメリットとして、立場が対等であること、経済的な柔軟性、子どもと過ごす時間が増えることが挙げられました。掃除の外注や外食、家電の活用など、「お金で解決できることは積極的に取り入れ、子どもと過ごす時間を確保する」工夫や、家族同伴での留学経験についても共有されました。さらに、時間内に仕事を終わらせる意識、仕事を頼みやすい職場環境づくり、子ども同伴の飲み会、育休期間だけでは十分ではないことなど、実践的な提言がなされました。最後に、「定時帰宅こそが最もシンプルな幸せへの道である」という印象的な言葉で締めくくられました。
最後に、旭川市医師会副会長 中條拓先生より、医師会の構造や役割、会員になるメリットについてご説明いただきました。
本集いは、早い段階でロールモデルの体験談に触れることで、自身の働き方や生き方を見直す貴重な機会となりました。ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げますとともに、主催いただいた旭川市医師会および北海道医師会、そしてご多忙の中ご講演くださった先生方に深く御礼申し上げます。
二輪草副センター長 菅野 恭子
谷野センター長 講演会の様子