ホーム > キャリア支援部門>キャリア教育>第15回医学生・研修医・女性医師の集い
旭川市医師会(担当:女性医師部会)主催

「医学生・研修医・女性医師の集い」

終了報告

2018年11月16日(金)午後6時30分


旭川市医師会
会長 山下先生


女性医師部会
部会長 長谷部先生


塚田 和佳先生


吉田 萌先生

 平成30年11月16日に、旭川市医師会・北海道医師会が主催の「医学生・研修医・女性医師の集い」が開催されました。「研修医生活ってどんなもの?」をテーマに、4名の先生からご自身の歩んできた経験をお話しいただきました。今年は学生さんを中心に31名が参加してくれました。
旭川厚生病院、血液・腫瘍内科の塚田和佳先生は、2人のお子さんをご出産されており、その後の休職、復職、短時間勤務など様々な形でキャリアアップをされてきた経験を具体的にお話しいただきました。「育児世代のジレンマ」という本を読まれ、自分の体験と照らし合わせて分析し、働き方や育児に対する考え方は人それぞれであるが、夫婦で一致させていく必要性などを教えてくださいました。
市立旭川病院、消化器内科の吉田萌先生は、初期研修医期間中に将来の専攻科を迷いながら選択したことをお話ししてくださいました。旭川医大での卒後研修では短期間でたくさんの科のローテーションで経験を積まれました。学生時代に写真部であった自分の興味を活かして、内視鏡医をめざすことを決め、現在は市立病院の消化器内科で大変充実されているようです。
旭川赤十字病院、脳神経内科の阿部恵先生は、学生時代から研修医時代にかけて、どのように自分の専門を決めてきたのかお話しくださいました。宮崎大学卒業後、旭川赤十字病院で初期研修を行い、北大病院、帯広厚生病院などでそれぞれの病院の特性で何を学んできてのかが良くわかりました。辛いことがあっても診療の中で「面白さをひろう」という感覚を大切にすることで楽しくお仕事をされているようです。
旭川医科大学、皮膚科の大坪紗和先生からは4人のお子さんの出産と育児、そして親の介護の体験についてもお話しいただきました。特に双子のお子さんの壮絶な出産体験を経ながら、その後の仕事復帰で「働ける喜び」を感じたという言葉は印象的でした。また、急を要さない重要なことをおろそかにしない、といった思いを持ち続け、お忙しい中でも家族の思い出作りを大切にされている姿が素敵でした。
会の中では、旭川市医師会会長山下裕久先生からもたくさんの心強いコメントをいただき、旭川市医師会からの軽食のご提供、長谷部直幸教授からコーヒーの差し入れもいただきました。最後に会の企画、司会をいただきました長谷部千登美先生、宮本昌恵先生はじめ旭川市医師会・女性医師部会の皆さまに心より感謝申し上げます。

             二輪草センター副センター長 安孫子 亜津子



   
  阿部 恵先生   大坪 紗和先生
             
           山本センター長    講演会の様子