ホーム > キャリア支援部門>キャリア教育>第10回医学部学生と女性医師の語る夕べ
旭川市医師会(担当:女性医師部会)主催

テーマ「身近な先輩に学ぼう!ワークライフバランス」

終了報告

2013年11月20日(水)午後6時より
旭川医大機器センター3階カンファレンスルーム


講演会の様子

  平成25年11月20日、第10回医学部学生と女性医師の語る夕べが開催されました。今年度は「身近な先輩に学ぼう!ワークライフバランス」と題し医師としての仕事と子育てを両立されている3人の先生方に体験談を語って頂きました。
まずはじめは、旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野の河端菜穂子先生から自身の体験談をお話していただきました。研修医2年目に第1子を出産し産後まもなく復職され、循環器内科というハードな科でありながら当番・当直等をこなしキャリアをつまれ、現在は第2子を出産し復職したばかりとのことでした。淡々とした語り口で華奢な外見によらず強い意思とバイタリティーに圧倒されました。2番目にお話し頂きました旭川医科大学小児科の山本志保先生は旦那さまの留学に同行された際のフィンランドでの生活の様子やフィンランドの子育て事情について写真を用いてわかりやすくお話して下さりました。フィンランドでは性別役割分業の概念が薄いため共働きの家庭が多く、男性も積極的に育児休暇をとり育児に参加しているとのことでした。他国の子育て事情を知る良い機会であったと思います。また、子育ての経験が現在の仕事に生かされていることもお話されていました。最後は旭川厚生病院整形外科の相木比古乃先生がお話して下さりました。相木先生はキャリアをつまれてから30代半ばで第一子をご出産され、比較的余裕をもって両立できていたようですが、第2子になかなか恵まれずご苦労されたとのことでした。40代で第2子を授かり現在も育児をしながらフルタイムで働いている様子をお話しして頂きました。出産時期が異なり働き方もバリエーションに富み3者3様でしたが、3人に共通していたのは周囲の職場の同僚や家族の理解と協力が得られていたことではないかと思いました。
   講演後のグループディスカッションでは学生さんたちからどの様にして科を決めたのか、結婚相手に求めることや学生時代のいつ頃から子供をもつかについて考えていたか等の質問について先輩医師からの具体的なアドバイスが話し合われました。今回は医師24名、学生が15名と再試前の忙しい時期ではありましたが多くの学生さんに参加して頂きました。早い時期にロールモデルの体験談を聞くことは今後の自分自身の働き方や生き方の参考になると思いますので今後もより多くの学生に参加して頂ければと思います。
   最後になりましたが、主催頂きました旭川市医師会および北海道医師会にこの場を借りてお礼を申し上げます。またお忙しい中ご講演頂きました先生方にも深謝致します。

  
グループディスカッションの様子