二輪草センター開設1周年記念

第1回イブニングセミナー

終了報告

2008年10月29日(水)午後6時
旭川医大臨床講義棟臨床第2講義室


松野 丈夫病院長



五十嵐 良先生

 平成20年10月29日(水)午後6時より、旭川医大臨床講義棟臨床第2講義室にて、当センター開設1周年記念「イブニングセミナー」を開催いたしました。セミナー会場には本学職員、医学生や、学外の医療関係者の皆様など多数ご参加いただき、大変盛大なセミナーとなりました。
 松野 丈夫病院長より開会の挨拶が行われた後、共催であります旭川市医師会より副会長 五十嵐 良先生にお越しいただきご挨拶を頂戴いたしました。次に、二輪草センターの1年間の活動報告を、本センター特任助教の堀 仁子から発表、続いて、「旭川市医師会女性医師部会の6年間の歩み」として、旭川市医師会女性医師部会副部会長 宮本 晶恵先生より女性医師の励みになるような力強いお話をいただきました。
 講演では、「働きやすい病院」認証へのチャレンジと成果―オールホスピタルでとりくむ男女共同参画プロジェクト―の演題のもと、NPO法人ejnet理事・田附興風会医学研究所北野病院副所長腎臓内科部長 武曾 恵理先生にご講演いただき、内閣府認証NPO法人ejnet「働きやすい病院評価事業―ホスピレート」についての概要説明や、認証されることによりどのようなメリットがあるかなど、ご自身の勤務先でもありすでに認証されている北野病院の事例をもとにお話くださいました。
 また、先生はセミナー当日に東京にお戻りになるという、大変ハードなスケジュールでご来旭いただきましたが、セミナー開催前に、センター長・看護部・事務職員・センター職員も交え、1時間ほどの意見交換会を行い大変貴重なお話をいただきました。


檜垣 祐子先生


武曾 恵理先生
 

次に「臨床から学ぶストレス対処法―望ましいワーク・ライフ・バランスへ向けて」の演題のもと、東京女子医科大学附属女性生涯健康センター教授・副所長 檜垣 祐子先生よりご講演いただきました。先生は、ご専門の皮膚科医師のお立場から、アトピー性皮膚炎の増悪に関与したストレス原因の調査結果では1番に職業上の問題(人間関係や仕事の負荷など)をあげられ、ストレスをどのように対処していくべきか詳しくお話いただきました。また、東京女子医科大学では女性医師再教育センターにおいて復職支援が活発に行われており、その取り組みについても触れられ大変参考となりました。
 二輪草センターは開設して約1年が経ちますが、当学の職員や多くの皆様にご指導、ご協力頂き、たくさんの暖かい声に励まされてここまで辿り着くことができました。皆様の声を真摯に受け止め、より働きやすい病院になるために、これからも努力して参りますので、宜しくお願いいたします。

 最後になりましたが、今年一番の寒さと初雪に見舞われる悪天候の中お集り頂いた講師の先生・医師会の皆様・学内関係者の方々に改めてお礼申し上げます。

堀 仁子特任助教 宮本 晶恵先生 会場風景