よくある質問をまとめましたので、参考にご覧ください。
ご相談について
どこにお住まいでも相談は受けられます。もちろん当院を受診していなくても受けることができます。
当院の肝疾患相談支援室 連絡先はホームページに掲載されております。
無料です。
ご本人ではなくても、ご家族のご相談も受けております。
相談は匿名でも受けられます。ただし、相談内容によって折り返し連絡し、医師や相談員からお答えさせていただくことがございます。
その際は連絡先やお名前をお教えください。
病気について
肝臓は「からだの化学工場」と言われており、様々な働きをしています。栄養分からエネルギー、重要な蛋白・酵素を作ったり、老廃物、薬剤、アルコールを分解・代謝し、毒物を解毒します。
また、糖質・脂肪・ビタミンの貯蔵庫でもあります。さらにウイルスや細菌感染からの防御にも重要な役割を担っております。
※当院の肝疾患相談支援室では、WEB講座「おうちで学ぼう!肝臓病教室」の中で「肝臓の働き」と肝臓に関する動画を公開しております。参考までに、お時間があるときに御覧ください。
肝機能異常の原因には肝炎ウイルス、薬剤、アルコール性の肝障害のほか、最近は肥満・過食などからくる脂肪性の肝障害も増えています。
また、自分の肝臓を体内の免疫機能が攻撃し炎症をおこしてしまう自己免疫性肝炎などが原因となっていることもあります。
放置すると病気の発見が遅れ、慢性肝炎や肝硬変、肝がんを発症してしまうこともありますので、できるだけ早く専門医を受診し精密検査を受けることをお勧めします。
※医療機関などの情報はホームページ内の「北海道の医療機関・関連リンク」をご覧ください。
肝臓が肝炎ウイルスに感染し、肝機能障害を引き起こす病気です。肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型の5種類が知られています。特に、B型とC型は慢性化するため注意しなければならない病気です。
※当院の肝疾患相談支援室では、WEB講座「おうちで学ぼう!肝臓病教室」の中で「肝がんと肝炎ウイルス」といった動画を公開しております。参考までに、お時間があるときに御覧ください。
会社の健康診断の項目に、必ずしもB型・C型肝炎ウイルス検査が含まれているとは限りません。
検査項目に入っているかどうかを確認して、入っていない場合にはご自身で検査を受けることをお勧めします。
肝炎ウイルス検査はほとんどの病院や診療所で受けることができます。
また全国の保健所や指定医療機関では無料で検査を受けることができる場合もあります。
詳しくは、お住まいの市区町村や保健所にお問い合わせください。
※保健所や検査ができる医療機関については「肝炎医療ナビゲーションシステム」から検索することができます。
感染したまま放置すると、慢性肝炎から肝硬変や肝がんへ進展する場合もあります。できるだけ早めに専門医を受診をしていただき、診察をうけましょう。
※医療機関などの情報はホームページ内の「北海道の医療機関・関連リンク」をご覧ください。
各自治体にはB型・C型ウイルス性肝炎の治療にかかる医療費を軽減する制度があります。
ただし、疾患ごとに認定基準や対象となる治療費などに違いがあります。
また、医療助成を利用するには、お住まいの地域の保健所へ申請が必要となります。
詳しくは、肝疾患相談支援室やお住まいの地域の肝疾患相談センター・保健所にご確認ください。
※北海道の医療助成については北海道のホームページから確認することも可能です。
・ウイルス性肝炎進行防止対策医療給付事業(肝炎治療特別促進事業)
・ウイルス性肝炎進行防止対策・橋本病重症患者対策医療給付事業
・肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について
肝臓病の食事は「バランスの良い食事・適正カロリー」が基本となります。バランスのよい食事を心がけ、特にビタミン、ミネラル、食物繊維の不足に気を付けましょう。
合併症がある時は、病状に応じて「タンパク質制限」や「塩分制限」などの指示があることもあります。その際は医師の指示に従いましょう。
食事についてわからない時は、栄養士に相談するのも有効です。通院している医療機関によっては栄養相談を受けられる場合もあるので確認してみましょう。
診断や治療方針について、主治医以外の専門医の意見を聞くことを「セカンドオピニオン」といいます。
「セカンドオピニオン」は基本的に公的医療保険が適用されない自費診療となり、病院によって費用が異なっています。
当院で「セカンドオピニオン外来」をご希望の方はこちらをご覧ください。
①肝臓の働き
②肝がんと肝炎ウイルス
③肝炎ウイルス検査
④ウイルス性肝炎治療と医療助成について…
など 他にもたくさん掲載しています。お時間のあるときに、ぜひご覧ください!