○旭川医科大学研究技術支援センター実験実習機器技術支援部門が管理運用する共同利用設備の使用に関する規程

平成31年2月13日

旭医大達第7号

(趣旨)

第1条 この規程は,旭川医科大学研究技術支援センター規程(令和5年旭大達20号)第7条の規定に基づき,研究技術支援センター実験実習機器技術支援部門(以下「機器部門」という。)が管理運用する共同利用設備(以下「設備」という。)の使用及び委託により設備を使用して行う測定・分析等に関して必要な事項を定めるものとする。

(設備の種類)

第2条 機器部門の設備は,別表1のとおりとする。

(使用者及び委託者の資格)

第3条 設備の使用又は設備を使用して行う測定・分析等の委託(以下「使用又は委託」という。)ができる者は,次の各号のいずれかに該当する者とする。

(1) 本学の役職員

(2) 本学の学生,大学院生,聴講生その他の本学において修学をしている者

(3) 本学の研究生,各種研究員,外国人研究者等

(4) 国立大学法人生命科学研究機器施設協議会会員施設に所属している者

(5) 学術研究のために設備の利用を希望する他大学又は公的機関に所属している者

(6) 研究開発等のために設備の利用を希望する民間企業その他の法人に所属する者

(7) その他研究技術支援センター長(以下「センター長」という。)が特に認めた者

(使用又は委託の申請及び承認)

第4条 使用又は委託をする者で,前条第1号から第3号のものは,別記様式第1をセンター長に提出し,その承認を受けなければならない

2 使用又は委託をする者で,前条第4号から第6号のものは,別記様式第2を学長に提出し,その承認を受けなければならない。

3 学長は前項により別記様式第2の提出があったときは,前条第1号から第3号の者からの当該設備の使用申請等がない場合及びセンターの業務に支障がないと認める場合に限りこれを承認することができる。

4 学長は,使用又は委託を承認したときは,別記様式第3を申込者に交付するものとする。

5 使用又は委託をする者で,P2実験室又はBSL実験室を使用するものは,別記様式第1に加え,別記様式第4―1又は4―2をセンター長に提出し,その承認を受けなければならない。

6 使用申請等の内容に変更が生じたときには,前各項の規定を準用し,当該手続きを行わなければならない。

7 使用者は,使用期間が一の年度によらない場合には,年度毎に別記様式第1又は別記様式第2をセンター長又は学長に提出し,その承認を受けなければならない。

(使用者の義務)

第5条 前条の手続きで承認を受け,設備を使用する者又は設備を使用して行う測定・分析等を委託する者(以下「使用者」という)は,この規程を遵守するとともに,センター長の指示に従わなければならない。

2 使用者は,使用又は委託について別に定めた取扱いを遵守しなければならない。

3 使用者は,使用又は委託について機器部門職員の指示に従わなければならない。

4 使用者は,P2実験室及びBSL実験室を除く設備の使用開始前に機器部門職員から設備毎に使用方法の説明を受けなければならない。

5 使用者は,P2実験室又はBSL実験室の使用開始前にP2実験室又はBSL実験室の利用に関する講習会を受講しなければならない。

6 前条第1項により承認された使用者は,設備の使用について使用責任者の指示に従わなければならない。

7 使用者は,この規程に定めるもののほか,旭川医科大学遺伝子組換え実験安全管理規程(平成16年旭医大達第34号)及び旭川医科大学病原体等安全管理規程(平成27年旭医大達第11号)並びに人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(令和3年3月23日文部科学省,厚生労働省,経済産業省),手術等で摘出されたヒト組織を用いた研究開発の在り方について(平成10年12月16日,厚生科学審議会答申),臨床研究法(平成29年法律第16号),医療機器の臨床試験の実施の基準に関する省令(平成17年厚生労働省令第36号)その他の関係法令等を遵守しなければならない。

8 遺伝子組換え実験及び感染性サンプルの取扱いに係る設備の使用は,P2実験室及びBSL実験室限りとする。

9 使用者は,設備の使用又は委託にかかる使用料金を支払わなければならない。

10 第3条第2号の使用者は,第3条第1号の使用者であって,指導的立場にあるものと共に使用しなければならない。

(使用責任者)

第6条 別記様式第1に記載の使用責任者は,第3条第1項の使用者とし,設備の使用について管理責任を負うものとする。

(申請者)

第7条 別記様式第1に記載の申請者(以下「申請者」という。)は,第3条第1号の使用者であって,設備の使用にかかる使用料金を支払う責任並びに使用責任者及び使用者の監督責任を負う。

(使用記録)

第8条 使用者は,設備を使用するときは,その都度所定の用紙に必要事項を記入しなければならない。

(設備の使用)

第9条 設備は,その研究目的に応じ使用すること。

2 設備を損傷又は紛失したときは,使用責任者及び機器部門に遅滞なく届け出なければならない。

(管理区分)

第10条 設備などに設置した使用者が保有する機器・設備(以下「持込機器」という。)は,使用責任者が管理するものとする。この場合において,センター長は,必要に応じ持込機器の管理について報告を求めることができる。

(機器部門が対応できる日)

第11条 設備の使用に関して機器部門が対応できる日及び時間は,次に掲げるとおりとする。

(1) 対応日 月曜日から金曜日まで(国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日及び12月29日から翌年1月3日までを除く。)

(2) 対応時間 午前9時から午後5時まで

(料金)

第12条 料金は,別表2のとおりとする。

2 機器部門職員あるいは第3条第7項で認められた者が管理運用,保守及び教育のために設備を使用する場合には料金を徴収しない。

(料金の納付)

第13条 料金の納付は,使用又は委託する者が本学に在籍する者で,予算の振替が可能な場合には予算の振替により行い,その他の場合にあっては,本学が指定する預金口座へ本学が指定する日までに振り込むことにより行うものとする。

2 既納の料金は,返還しないものとする。

(測定分析試料等の処理)

第14条 使用者が委託のために提出した試料は,原則として返還しないものとする。

(分析測定結果の通知)

第15条 分析測定結果は,所定の検査成績書により測定分析委託者に通知するものとする。

(秘密等の保持)

第16条 使用又は委託で知り得た相手方の秘密,ノウハウ,知的財産等は双方の書面による同意なしに公開してはならない。

(損害賠償)

第17条 使用者は,設備の使用により損害が発生したときは,原則として法令の定めるところにより損害賠償等の責任を負うものとする。

(庶務)

第18条 本件の受入れ手続き等に係る庶務は,第3条第1号から第3号の者については機器部門が,第3条第4号から第7号の者については研究支援課が,会計に関する事務については,会計課がこれを処理する。

(雑則)

第19条 この規程に定めるもののほか,使用又は委託の取扱いに関し必要な事項は,別に定める。

この規程は,平成31年4月1日から施行する。

(令和2年4月15日旭医大達第51号)

1 この規程は,令和2年4月15日から施行する。

2 この規程施行の際現に提出済みの各種様式については,改正後の旭川医科大学教育研究推進センター実験実習機器技術支援部門が管理運用する共同利用設備の使用に関する規程に基づき提出されたものとみなす。

(令和2年11月17日旭医大達第102号)

この規程は,令和2年11月17日から施行する。

(令和3年1月20日旭医大達第10号)

この規程は,令和3年1月20日から施行する。

(令和3年3月23日旭医大達第24号)

この規程は,令和3年4月1日から施行する。

(令和3年9月3日旭医大達第146号)

この規程は,令和3年9月3日から施行し,令和3年4月1日から適用する。

(令和3年9月24日旭医大達第149号)

この規程は,令和3年9月24日から施行し,改正後の第5条第7項の規定は,令和3年6月30日から適用する。

(令和5年1月12日旭医大達第2号)

この規程は,令和5年4月1日から施行する。

(令和5年3月30日旭医大達第56号)

この規程は,令和5年4月1日から施行する。

別表1(第2条関係)

研究技術支援センター実験実習機器技術支援部門が管理運用する設備

フロア

室名

設備

3階棟1階

ポスター出力室

大判プリンタ,A3・A4プリンタなど

3階棟1階

質量分析計室・準備室

ガスクロマトグラフ質量分析計など

3階棟1階

機器・化学実験室

蛍光光度計,自記分光光度計,電子天秤,超音波破砕装置,恒温振とう機,pHメーター,遠心エバポレーター,ドラフト,超純水装置,ルミノグラフIIなど


総合研究棟2階

製氷機

3階棟1階

P2実験室

安全キャビネット,インキュベータ,オートクレーブ,遠心機,恒温振とう機,倒立顕微鏡など

5階棟1階

試料準備室

ナイフメーカー,臨界点乾燥装置,凍結点乾燥装置,イオンスパッタ,ポリマナイザー,卓上遠心機,ドラフト,光学顕微鏡など

5階棟1階

電子顕微鏡室

透過型電子顕微鏡,走査型電子顕微鏡など

5階棟1階

組織室

クリオスタットなど

5階棟1階

超薄切室

ウルトラミクロトーム,凍結切片作成装置,プラズマイオンボンバーダ,パラフィン伸展器など

3階棟2階

工作室

ボール盤,糸鋸盤,グラインダー,万力,定盤,溶接機など

3階棟2階

遠心機/低温室

超遠心機,高速冷却遠心機,低温室など

3階棟2階

フリーザー室

バックアップ用ディープフリーザーなど

3階棟2階

BSL実験室

安全キャビネット,インキュベータ,オートクレーブ,遠心機,恒温振とう機,倒立顕微鏡など

5階棟2階

滅菌室

オートクレーブ,乾熱滅菌器など

5階棟2階

遺伝子解析装置室

PCR,ライトサイクラー480,310ジェネティック アナライザー,3500ジェネティック アナライザー,4200テープステーション,デジタルPCR,次世代Sequencer Ion PGM/Chefなど

5階棟2階

共焦点レーザー顕微鏡室

共焦点レーザー走査顕微鏡,タイムラプス蛍光顕微鏡など

5階棟2階

セルソーター室

セルアナライザー,セルソーターなど

5階棟2階

培養室

クリーンベンチ,インキュベータ,遠心機,倒立顕微鏡など

ただし,3階棟が実験実習機器センター1,5階棟は実験実習機器センター2である。使用者が設置した機器は除く。

別表2(第12条関係)

研究技術支援センター実験実習機器技術支援部門 施設・設備等使用料一覧

室名

機種

内訳

利用料金

学外利用料金

備考

電子顕微鏡室

電子顕微鏡

基本料

半年間(4~9月又は10~3月)

25,000円

25,000円

講座等単位

1時間

800円

800円


組織室

ミクロトーム

1時間

300円

300円


超遠心機室

超遠心機(分離用)・高速冷却遠心機

1時間

350円

350円


質量分析室

ガスクロマトグラフ質量分析計

基本料

1研究プロジェクト

7,500円

7,500円



直接導入測定

1検体

2,000円

2,000円



GC/MS測定

1検体

6,000円

6,000円


試料バイアル使用の場合

標準バイアル

1試料

46円

46円



微量バイアル

1試料

156円

156円


機器・化学実験室

蛍光光度計(日立F4500)

1時間

500円

500円


自記分光光度計(UV―160)

1時間

500円

500円


超純水装置

基本料

半年間(4~9月又は10~3月)

7,500円

×

講座等単位

ルミノグラフII

1時間

200円

200円


培養室

基本料(部屋のみ)(センター機材使用)

半年間(4~9月又は10~3月)

15,000円

×

講座等単位

基本料(機材持込)

半年間(4~9月又は10~3月)

45,000円

×

P2実験室,BSL実験室

基本料(部屋のみ)(センター機材使用)

半年間(4~9月又は10~3月)

72,000円

×

講座等単位

基本料(機材持込)

半年間(4~9月又は10~3月)

102,000円

×

滅菌室

オートクレーブ

半年間(4~9月又は10~3月)

5,000円

×

講座等単位

乾熱滅菌器

半年間(4~9月又は10~3月)

5,000円

×

遺伝子解析装置室

PCR

1回

80円

80円


ライトサイクラー480

1回

2,000円

2,000円


310ジェネティックアナライザ

1検体

275円

275円


3500ジェネティックアナライザ


1検体

400円

400円


プレミックス委託解析

1検体

1,100円

1,100円


次世代シーケンサ

Template Size200 318

1枚

170,000円

170,000円




2枚

235,000円

235,000円



316

1枚

160,000円

160,000円




2枚

215,000円

215,000円



314

1枚

140,000円

140,000円




2枚

175,000円

175,000円



Template Size400 318

1枚

170,000円

170,000円




2枚

315,000円

315,000円



316

1枚

160,000円

160,000円




2枚

295,000円

295,000円



314

1枚

140,000円

140,000円




2枚

255,000円

255,000円


4200TapeStation

測定のみ

1回

200円

200円



D1000

1検体

600円

600円



D1000High Sensitivity

1検体

750円

750円



D5000

1検体

600円

600円



D5000High Sensitivity

1検体

800円

800円



GenomicDNA

1検体

800円

800円



RNA

1検体

550円

550円



RNAラダー

1検体

1,550円

1,550円



HighSensitivityRNA

1検体

600円

600円



HighSensitivityRNAラダー

1検体

1,800円

1,800円


QuantStudio 3DデジタルPCR

PCR

1回

80円

80円



測定

1チップ

150円

150円


フリーザー室

基本料(フリーザー1台)

半年間(4~9月又は10~3月)

12,000円

×


共焦点レーザー走査顕微鏡室

正立型

1時間

1,000円

1,000円


倒立型

1時間

1,000円

1,000円


混合ガス使用料

1時間

40円

40円


蛍光顕微鏡

1時間

200円

200円


セルソーター室

FACSCalibur

1検体

500円

500円


BD FACSAriaⅡ

1時間(~1時間)

12,000円

12,000円


1時間(1時間以上)

7,500円

7,500円


FACSFlow

1時間

600円

600円


AcoudropBeads

1回

1,650円

1,650円


Sony SH800S

30分

1,800円

1,800円


自動調整ビーズ

1回

1,500円

1,500円


ソーティングチップ

1枚

3,300円

3,300円


ポスター出力室

大判プリント

(最大紙幅 42inch)


厚口コート

10cm

160円

160円


光沢紙

10cm

280円

280円


クロス

10cm

280円

280円


普通紙

10cm

40円

40円


インクジェットプリント




L版

1枚

25円

25円


2L版

1枚

50円

50円


A4

1枚

200円

200円


A3

1枚

400円

400円


その他

各種機器貸出

1日

100円

×

新規貸出は終了

製氷機

半年間(4~9月又は10~3月)

2,500円

×


注) 備考欄に記載の「講座等単位」…講座以外のセンター及び部局(室)の取扱いは,研究技術支援センター長に要相談とする。

学外利用料金には事務手数料(10%)と消費税が付加されます。

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旭川医科大学研究技術支援センター実験実習機器技術支援部門が管理運用する共同利用設備の使用…

平成31年2月13日 旭医大達第7号

(令和5年4月1日施行)

体系情報
第12章 教育・研究・実験施設
沿革情報
平成31年2月13日 旭医大達第7号
令和2年4月15日 旭医大達第51号
令和2年11月17日 旭医大達第102号
令和3年1月20日 旭医大達第10号
令和3年3月23日 旭医大達第24号
令和3年9月3日 旭医大達第146号
令和3年9月24日 旭医大達第149号
令和5年1月12日 旭医大達第2号
令和5年3月30日 旭医大達第56号