履修の目的

1. 機能形態基礎医学では、正常な人体を機能と形態の両面から総合的に理解することを目的としている。この機能形態基礎医学 I では、特に人体を構成する様々な臓器・器官の組織学的構築および肉眼解剖学の基本的事項について、各臓器・器官の生理的機能と関連づけて学ぶ。
   

到達目標

1. この科目全体としての到達目標は、以下の2点である。
   

1. (1)　正常な機能を営む人体の各器官・臓器の組織構築を模式的に描き、その特徴を他者に説明することができる。
   

2. (2)　各器官・臓器が生理的機能を果たす上で、正常な組織構築がどのように寄与しているか、説明することができる。
   

3. 　なお、各講義ごとの具体的な到達目標については、別途配布する組織学講義・実習資料集に記載しているので、予習・復習・試験勉強の際には参照すること。
   

授業の形式

1. 　黒板への板書が中心となるが、プリント、スライドも用いる。実際の学年暦や国民の祝日を考慮に入れた具体的な講義日程に関しては、この科目の最初の時間に説明する。また、本科目では、「アクティブ・ラーニング」のアプローチを取り入れて、学生の主体的な学習能力およびプレゼンテーション能力を涵養する目的で、チュートリアルのために編成された学生グループ単位で講義準備とプレゼンテーションを担当するコマを設ける（各グループが1回ずつ担当；計15コマ分を予定）。