旭川医科大学 解剖学講座 顕微解剖学分野

Dept. Microscopic Anatomy and Cell Biology

 
 

履修の目的

  1. 箇条書き項目秩序ある構造が存在しないところには生命現象は生じない。本講座では、各種顕微鏡観察や免疫組織化学法を駆使し、生体の微細構造や機能分子局在の面から、様々な生命現象の解明を進めている。この科目/コースでは、本講座で進められている研究に実際に参加していただき、形態学的側面から生命現象を捉えるセンスを磨くことを目的とする。また、このような研究を通して、もう一度人体の構築に関する知識を整理するとともに、得られた実験・観察データの解釈を通して、今後展開される臨床実習で必要とされる「根拠に基づいた推論・判断」の能力を養う。

授業の形式

  1. 箇条書き項目本講座で進めている分泌細胞の細胞内小器官の構造と機能に関する研究に実際に参加し、組織切片作成・染色、免疫組織化学法による生体構成物質の局在の検討、走査型電子顕微鏡観察などの形態学的研究法を習得する。この過程において担当教官は適宜、助言・指導を行う。

  2. 箇条書き項目これまで本講座で主に扱ってきた研究対象/材料は、下垂体前葉や甲状腺、膵臓を中心とした内分泌細胞であるが、形態学的方法論は生体のあらゆる器官・組織に対して適用可能であるので、学生自身に「これを最先端の顕微鏡技術で見てみたい」という希望やアイデアがある場合には、最大限尊重する。当講座では、学生の主体性を重視したいと考えているので、履修希望者は、この期間中にどのようなことを学びたいか(あるいはやってみたいか)について、あらかじめ考えをまとめて、事前に相談しに来ることをお願いする。

成績評価の基準など

  1. 箇条書き項目出席状況および実験・実習に取り組む姿勢を総合的に評価する。

学生へのメッセージ

  1. 箇条書き項目生命科学領域に限らず、ひろく形や構造の美しさやその形成原理といった事柄に興味を持つ、ひと味違った学生の参加を希望する。

医学研究特論

〒078-8510

旭川市緑が丘東2条1-1-1

旭川医科大学・解剖学講座

顕微解剖学分野

tel. 0166-68-2312

fax. 0166-68-2319


Department of Microscopic Anatomy and Cell Biology, Asahikawa Medical College

Midorigaoka-higashi 2-1-1-1, Asahikawa 078-8510

Hokkaido, JAPAN

医学科第4学年・後期、150コマ