遠隔医療

日中遠隔医療プロジェクト

「日中遠隔医療プロジェクト無償援助協定」締結

2011年5月、都市と地方との医療格差問題を抱える中国政府からの要請に応え、中国衛生部(当時)との間で、中国国内における遠隔医療の普及・促進活動を支援する「日中遠隔医療プロジェクト無償援助協定」を締結しました。

具体的には、衛生部中日友好医院(北京市)、上海交通大学医学院附属瑞金医院(上海市)、都江堰市人民医院(四川省)、神木県医院(陝西省)に対し、旭川医科大学が有する遠隔医療(特に、3D-HD遠隔医療)の運用ノウハウおよび技術を提供することとなりました。

「日中遠隔医療プロジェクト無償援助協定」調印式
中国衛生部(北京市)で行われた調印式

5拠点同時にプロジェクト始動式を開催

遠隔医療センターと中国の4病院を結ぶ国際間ネットワークが2012年3月に完成し、同年5月、ビデオ会議システムを用いて5拠点同時にプロジェクト始動式を開催しました。

プロジェクト始動式(旭川医科大学会場)1
遠隔医療センター会場
プロジェクト始動式(旭川医科大学会場)2
ビデオ会議システムを用いて中国の各会場と交信
プロジェクト始動式(旭川医科大学会場)3
旭川医科大学と上海瑞金医院による3D-HD手術映像の相互伝送を行い、その映像を各会場の出席者が3Dメガネをかけて視聴

眼科遠隔医療の指導

中日友好医院が神木県医院に対して行っている眼科手術の遠隔指導に旭川医科大学も参画し、中日友好医院の眼科執刀医とリアルタイムにコミュニケーションをとりながら、手術術式の確認等を行いました。

眼科遠隔医療の指導1

乳腺疾患カンファレンスの開催

上海瑞金医院との間で、乳腺疾患に関するカンファレンスを開催しました。

乳腺疾患カンファレンス2