外来診療

当科で行っている臨床研究

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 当院では、以下の臨床研究を多施設と共同で実施しております。
 患者さんを対象に研究を行う場合には、事前に十分にご説明し、同意をいただくこととしていますが、中には患者さんに直接説明・同意をいただく必要のない研究もあり、その場合は情報公開をすることとしています。例えば、当科での検査(診察所見、聴力検査、エコー検査等)や、過去の診療記録を遡って調べるような研究が該当します。 研究への参加を撤回される場合や、ご質問等ございましたら、それぞれの研究課題の問い合わせ先までご連絡くださいますようお願いいたします。

頭頸部癌患者における画像診断の治療効果・予後予測能に対する後方視的検討

 頭頸部癌患者の治療法として、化学放射線療法は一般的な治療法です。本研究では、当院で行なってきた化学放射線療法の治療成績(有効であったかどうか)および合併症を検討します。詳しくは下記資料をご参照ください。  

    頭頸部癌患者の化学放射線療法における後方視的検討

    喉頭乳頭腫(再発性呼吸器乳頭腫症)に関する全国疫学調査

 喉頭乳頭腫は多発傾向・再発傾向のある難治性の疾患ですが、その疫学(どのくらいの人がこの病気になっているのか)を含めた実態はよくわかっていません。本研究は、多施設共同研究により、わが国における喉頭乳頭腫の疫学を全国レベルで調査することを目的としています。詳しくは下記資料をご参照ください。  

    喉頭乳頭腫疫学調査公開文書

       片耳の難聴で受診の方およびそのご家族の方へ

 当院では一側感音難聴の実態調査に参加しております。この研究は本邦における一側感音難聴の頻度、病態、重症度、治療介入の実態を調査するものです。東京大学耳鼻咽喉科が中心となり、日本医療研究開発機構 障害者対策総合研究開発事業の支援を受けて行います。詳しくは下記資料をご参照ください。  

    一側感音難聴の実態調査(審査番号2020191NI)

       全国人工内耳手術症例データベース作成

 今後の人工内耳手術症例データをデータベース化して将来の人工内耳医療の有用性、安全性をさらに向上させるための資料を作成することを目的とします。  

    全国人工内耳手術症例データベース作成

       日本における頭頸部悪性腫瘍登録事業の実施

 頭頸部に障害が起きるとQOL(クオリティーオブライフ、生活の質)に影響するため、がんを治すための根治性とQOL とのバランスを保った治療が必要です。また、顔面の形態の維持や表情の形成を行うのも頭頸部であり整容的な配慮も欠かせません。頭頸部がんは、胃がん、大腸がん、肺がん、など他のがんに比べて発生頻度は少なく、全てのがんの5%程度(国立がんセンターがん対策情報センターによる2002年地域がん登録による推計値)と考えられています。全体数は少ないことに加えて、鼻、副鼻腔、耳下腺、舌、喉頭、咽頭など種類が非常に多く、発生原因や治療法、予後が異なるのが特徴です。そこで、日本の頭頸部がんの状況を把握・理解し、患者さんへの治療の際に参考となるような情報を収集するために研究を行います。  

    頭頸部悪性腫瘍登録事業の実施

   咽喉頭がんに対する経口的切除の有効性・安全性に関する研究

 頭頸部に障害が起きるとQOL(クオリティーオブライフ、生活の質)に影響するため、がんを治すための根治性とQOLとのバランスを保った治療が必要です。また、顔面の形態の維持や表情の形成を行うのも頭頸部であり整容的な配慮も欠かせません。頭頸部がんは、胃がん、大腸がん、肺がん、など他のがんに比べて発生頻度は少なく、全てのがんの5%程度(国立がんセンターがん対策情報センターによる2002年地域がん登録による推計値)と考えられています。全体数は少ないことに加えて、鼻、副鼻腔、耳下腺、舌、喉頭、咽頭など種類が非常に多く、発生原因や治療法、予後が異なるのが特徴です。そこで、日本の頭頸部がんの状況を把握・理解し、患者さんへの治療の際に参考となるような情報を収集するために研究を行います。  

    咽喉頭がんに対する経口的切除の有効性・安全性に関する研究

       難治性聴覚障害に関する調査研究

 難聴はコミュニケーションの際に大きな障害となるため、日常生活や社会生活の質(QOL)の低下を引き起こし、長期に渡って生活面に支障を来たすため、診断法・治療法の開発が期待されている重要な疾患のひとつです。しかしながら、①聴覚障害という同一の症状を示す疾患の中には、原因の異なる多くの疾患が混在しており、②各疾患ごとの患者数が少なく希少であるため、効果的な診断法および治療法は未だに確定していません。本研究では、「若年発症型両側性感音難聴」、「アッシャー症候群」、「ミトコンドリア難聴」、「遅発性内リンパ水腫」「鰓耳腎症候群」の5疾患に加え、「突発性難聴」、「急性低音障害型感音難聴」、「外リンパ瘻」、「自己免疫性難聴」、「ムンプス難聴」、「騒音性難聴」、「音響外傷」、「騒音性難聴」、「薬剤性難聴」、「遺伝性難聴」、「特発性両側性感音難聴」、「症候群性難聴」、「外耳・中耳・内耳奇形を伴う難聴」、「耳硬化症」、「先天性サイトメガロウイルス感染症による難聴」、「メニエール病」、「ワーデンブルグ症候群」を対象に、日本全国の共同研究施設と連携して、難聴の実態(難聴の程度や他の症状など)および治療方法の効果に関する調査を行う計画です。本研究により、難聴患者さんの症状や治療方法、治療効果に関する情報を収集するとともに分析し、効果的な治療法が明らかになれば、診療ガイドライン等に反映させ、有効な治療法が普及することを目指しています。  

    難治性聴覚障害に関する調査研究