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バックアップナースとして

 

松本 真弓 看護師(バックアップナース)

2012年3月

平成20年4月、二輪草センター「子育て・介護支援部門」の活動のひとつであるバックアップナースシステムが稼動しました。私は開始時から、非常勤職員でバックアップナースとして活動をしており、平成24年4月で5年目となります。平成21年からバックアップナースは2名体制となり、同年の12月からは病後児保育部門「のんの」の育児支援担当者の役割も担っています。

普段は外来または病棟で勤務をしています。各部署の看護師が子供の病気のため休みが必要な時に、バックアップの依頼を受け、依頼看護師が所属している部署で勤務をします。依頼看護師の代理として、同様の業務をこなすことは出来ませんが、各部署で調整をしてくれて、私達は保清、処置を中心に業務を行っています。少しでも、スタッフの負担が軽減できるようにと、頑張っています。バックアップナースとして、子育て中の看護師が、「子供が急に病気となったときに、安心して休むことが出来る」という目的に役立っているのかと、考えることもあります。要請があるのは、成人の外科・内科病棟や外来、光学診療部がほとんどで、特殊な部署のバックアップは難しいため、この制度を利用していない部署もあります。また、私たちの出来ることは限られています。ですが、このシステムの存在自体、子供が病気をした時の、安心材料になっているのかと思います。バックアップナースとして、依頼された看護師から、お礼の言葉を掛けてもらったり、他のスタッフからの声掛けが、モチベーションにつながっています。また、違う部署で業務をするのは緊張がありますが、新たな発見やスタッフとの交流があり、楽しく活動しています。

病後時保育室「のんの」稼動後、バックアップナース2人は、7時半〜14時半勤務と8時半〜15時半勤務を1週間交代で行っており、7時半からの勤務者が「のんの」の担当をしています。「のんの」の定員は3名となっています。しかし伝染性疾患のお子さんをお預かりすることが多く、依頼があっても、2名、3名と預かることが出来ないのが現状です。ご両親が本当に困っているときにお預かり出来なく、申し訳なく思うことも多いです。慣れない場所、職員に接して、両親と離れるときに泣くお子さんがいますが、遊びに誘うことで、すぐに泣き止むことが多いです。ただ、お子さんは体調が悪いなかで、我慢して、良い子でいる事があります。体調とともに、表情などを観察し、保育士とともに、楽しく「のんの」での1日が過ごせる様に気を配っています。

夏休みと冬休みに行われている学童保育サポート「キッズスクール」では、育児支援担当として、屋外の活動時に救護として参加しています。

私が育児に大変だった頃、(病院開院から数年後の事ですが)子供が病気で保育園に行けない時は、第2、第3の預け先を準備しておく、という様な職場風土で、仕事を休める状況ではありませんでした。旭川に親や親戚がいなかったため、苦労をしました。現在の「出産・育児に関する特別休暇」の充実や「二輪草プラン」は子育てをしながら仕事を続けていくことを積極的に支援しています。このような環境で仕事と子育てが出来ることは大変幸せだと思います。これからも二輪草センターの支援システムを大いに活用して、楽しく両立していただければと思います。