ホーム > キャリア支援部門> 二輪草セミナー > 第9回二輪草セミナー

「介護保険サービスの基礎知識」

終了報告

2009年11月9日(月)
対象:全職員(休職中の方も含む)・学生

11月9日(月) 午後6時00分より病院3階中央診療棟 会議室にて、第9回二輪草セミナーが、開催され、22名が参加しました。
 今回は講師に旭川圭泉会病院 居宅介護支援事業所圭泉会ケアセンター管理者兼主任介護支援専門員の尾崎孝志氏をお迎えし、「介護保険サービスの基礎知識」という演題で、旭川市で発行されている資料(いきいき長寿〜高齢者の保健・福祉・介護〜)を基にご講演頂きました。
  内容は、@要介護認定についてA居宅サービスの利用限度額についてB介護保険で受けられるサービス内容についてC総合相談窓口「地域窓口相談センター」についての4点です。
  @では、介護認定を受けるためには、手続きに1ヵ月〜ヵ月半もかかること。病気治療が終了し退院後に介護サービスにスムーズに移行するためには、医師と相談し早めに手続きを行うと本人だけではなく家族にとっても負担が軽減されるとアドバイスをいただきました。
 又、Aは、居宅サービスでは、要介護度に応じて利用できるサービスの限度額が1ヵ月ごとにきめられていて、そのうちの1割が自己負担になることについてお話頂きました。利用限度額を超えてサービスを利用した場合、超えた分全額が自己負担となってしまうそうです。
 Bでは、同居の家族がいる場合、その家族が病気または、障害があるなどの例外を除いては、家事援助を受けることが困難である事、家事援助を受けられた場合でも1時間以上は組めず、次にお願いするのも2時間空けなければならないなど使いづらい状況であることを知りました。その他、家事援助をしてもらう程でもないが、見守っていてほしいということも多々あると思うが、見守る援助はしていないということでした。介護用品(介護ベッド・車椅子など)については借りられるサービスもあり、介護を受けられる方、介護をされる家族の負担を考えながら、また、必要に応じて使用できるようです。
  Cでは、包括支援センターのことに触れ、住み慣れた地域で安心して暮らし ていけるよう、主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師が連携して、相談に乗ってくれる窓口が旭川市内でも 9箇所あることを教えて頂きました。
 介護保険サービスと聞くと、複雑で難しい制度という先入観がありましたが、大変わかりやすく丁寧にお話をして頂き、本日参加された皆様も参考になったのではないかと思います。お忙しい中、講師をお引き受けいただきました尾崎様にこの場をおかりして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
 また、今回セミナーで頂きました資料は二輪草センターにございますので、 ご希望の方は、ご連絡ください。