国立大学法人　旭川医科大学　復職・子育て・介護支援センター

「男性医師の子育て奮闘記〜仕事も子育てもやる時はやる、父親の生き方〜」

終了報告

2009年9月28日（月）
対象：全職員（休職中の方も含む）・学生

9月28日（月）12時15分より、遠隔医療センター3階研修室にて第8回二輪草セミナーが開催され、37名が参加致しました。
今回は、高橋 英俊先生に講師をお願いし、「男性医師の子育て奮闘記〜仕事も子育てもやる時はやる、父親の生き方〜」という演題で、年子男の子3人の子育て経験をご講演頂きました。
お子さん達が小さい頃の育児にはあまり積極的ではなかったと謙遜されていた高橋先生ですが、お子さんをお風呂に入れたり、学校行事に参加したり朝ごはんの支度を手伝うなど、出来るところは積極的に関わってきたようです。また、朝4時半にお子さんたちを起こしてマラソン大会の練習をしたり、勉強をしたりと子ども達にだけやりなさいというのではなく、自分も一緒に行動しお子さんたちにきちんと向き合う姿に父親としての信念と愛の深さを感じました。

子育ては見返りのない奉仕だとおっしゃる高橋先生から、女性医師へのメッセージとして、「夫に協力させるよう誘導し、危機感を持たせること」「職場で、男性の上層部に子育てに協力してもらえるようにすること」「職場では、積極的に仕事・教育・研究を行うと共に、発言もして大変さを理解してもらうこと」の3点を挙げられました。また、子育ては大変だけれどその時間は僅かで、貴重な時間であることや、一生懸命に子育てをするが、完璧を求めないことが大事など子育てに関するアドバイスもたくさん頂くことが出来ました。
最近では、子育てに非協力的な男性医師に指導を行うこともあるということですが、高橋先生のように子育ての大変さを理解して下さる男性医師が増えて頂けたら、女性医師・看護師にとっても心強いことと思います。
最後に質問タイムでは、教育費に関する質問が出るなど会場は終始和やかに楽しい雰囲気でセミナーが終了いたしました。
高橋先生には、お忙しいところ貴重なお話を頂きまして誠にありがとうございました。この場を借りて、お礼を申し上げます。