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「子供から見た、医師の子育て〜共働きでも子は育つ〜」

終了報告

2009年3月10日(火)18時より
遠隔医療センター研修室にて
対象:全職員(休職中の方も含む)・学生

 平成21年3月10日(火)18時より遠隔医療センター研修室にて、今年度最後のセミナーを開催し、22名が参加いたしました。 今回は講師に研修医の長谷部 拓夢先生をお招きして「子供から見た、医師の子育て〜共働きでも子は育つ〜」というタイトルでご講演いただきました。
 長谷部先生はご両親共に医師であり共働き家庭で育ちましたが、幼いころから母親が仕事で家にいないことが普通であり寂しいと思ったことはなく、むしろすごい仕事なのだと尊敬の気持ちを抱いていたそうです。共働き家庭であることの影響についてお話された中では、弟さんは、違う道も面白いのではという理由で会社員になったそうですが、医師になりたくなかったとか共働きは嫌だったということではなく、両親が働いていても子どもの結婚観には大きな影響を与えないのではないかということでした。また、ご自身が医師の道を選ばれた理由として祖父母の介護を挙げ、家で父親が入浴させたり倒れた時に母親が迅速に対応している姿を見つめる中で、医師になりたいという強い思いを持たれたそうです。



 全体を通して感じたことは、誰か1人が無理をするのではなく一人一人が周りを思いやり認め合いながら子供たちを暖かく育んでいったのではないかということです。そこには祖父母や近所の友人の協力体制があったこと、母親は家にいる時には子どもとの時間を大切にしていたこと、父親が理解を示し必要な時は自ら動く姿勢があったことなどが、大きかったのではないかと思いました。
講演後は子どもを持つ女性医師の皆さんからの質問が活発に行われ、十分に子どもに関わることが出来ない事に不安を感じていた方も気持ちが楽になると共に大きな勇気をいただいたのではないかと思います。
 お忙しい中、ご講演頂きました長谷部先生にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。