2023年度「看護職復職支援研修」

実施報告

2023年9月実施(オンデマンド配信)

1.目的:臨床現場における最新の医療・看護の知識を学び、復職への準
 備ができる
2.目標:多くの看護実践の場に共通する基本的で最新の看護の知識や考
 え方を習得する
3.対象者:道内在住で今後復職を考えている未就業の看護職有資格者
4.方法・開催期間
 オンデマンド配信の講義:2023年9月6日(水)〜9月27日(木) 
5.研修者:16名
 ・ 年代 20歳代:2名、30歳代:3名、40歳代:7名、50歳代:4名
 ・ 離職期間 1年未満:6名、1〜2年:1名、3〜5年:2名、5〜9年:3名        10〜19年:3名、20年以上:1名
 ・居住地域 旭川・近郊:11名、旭川・近郊以外:5名
6.アンケート結果(回収15名、回収率93.8%)
 1)研修を知ったきっかけ(複数回答)
 ・ライナー、ななかまど:7名
 ・北海道看護協会のHP:5名
 ・旭川医科大学病院のHP:2名
 ・旭川広報誌「あさひばし」:2名
 ・ナースバンク上川業務支所:2名
 2)研修は復職準備に活用できるか
  できる:4名、ある程度できる:11名
 3)各講義内容の理解


 4)動画時間について
  適切である:15名(100%) 
 5)今後、技術演習型の研修があった場合の参加希望の有無
  希望する:7名(46.7%)、希望しない:1名(6.7%)
  どちらともいえない:7名(46.7%)
 6)今後、技術演習型の研修があった場合に希望する研修内容について
                          (複数回答)
          
 
 7)今後、病棟での見学実習があった場合の参加希望の有無
  希望する:5名(33.3%)、希望しない:2名(13.3%)
  どちらともいえない:8名(53.3%)
 8)今後のオンデマンド講義で取り上げてほしいテーマ(自由記載)
  心電図、人工呼吸器ケア、看護技術全般の動画 
 9)今後の復職予定について
  今後の復職先が決まっている:2名(13.3%)、
  現在復職先を探している:3名(20%)、未定:10名(66.7%)
 10)復職先が決まっている方の復職先
  病院:2名(100%)  
 11)復職先を探している方、復職が未定の方の今後希望する復職先
                       (複数回答)
  病院:7名(63.6%)、診療所(クリニック):6名(54.5%)、
  介護施設(保健・福祉施設等):4名(36.4%)、市町村、
  道保健所:2名(18.2%)、事業所:2名(18.2%) 
 12) 復職にあたって心配なこと(自由記載)
 ・ 働きながら勉強をし直すことになるので、ついていけるか心配
 ・ 離職期間が長くなるほど、自身の知識や技術の低下が心配
 ・ ブランクが長すぎて職場の環境も変わっているので適応できるか
   不安がある
 ・ 教育内容が変化していること
 13) 感想・意見等(自由記載)
 ・ わかりやすい講義ばかりでとても勉強になった。
 ・ 会場に行っての研修はハードルが高いと感じていたが、オンライン
   の研修であったため参加しようと思った。まずは、オンラインで
   最新の現場のことを自分の都合の良い時間に学ぶことができてと
   ても良かった。
 ・ 時間や場所に関係なく知識を得ることができ、感謝している。動画
   をきっかけに自分自身でも学ぼうと思えた。
 ・ 復職の不安から、できないことについて多く考えていたなと思った。
   今後はできていたことも思い出して、復職につなげていきたいと思う。
 ・ 認知症ケアでは、当事者の立場になり考えることが大切であることを
   学び、心がけたいと思った。
7. まとめ
 ・ アンケートでは全員が本研修を復職準備に活用できると回答してお
   り、目的は達成できた。
 ・ オンデマンド研修であることが参加動機となったり、オンデマンド
   研修により場所や時間を問わず講義を視聴できたという感想が聞か
   れ、オンデマンド研修は効果的であったと評価する。
 ・ 上記評価を踏まえ、次回は2024年1月〜2月にオンデマンド配信研修
   を予定している。
   加えて、次回は2月15日に技術演習を予定している。技術演習は今回
   のアンケートでも希望者が多かった救急蘇生と採血・静脈注射の演習
   を当院にて行う。 

                看護職キャリア支援職場適応支援担当 
                         平塚・山澤・河地