平成29年度
「看護師と助産師のための復職支援研修」
終了報告
平成30年3月5日(月)〜9日(金)5日間
3月5日(月)〜 9日(金)の5日間の日程で、平成29年度「看護師と助産師のための復職支援研修」を実施しました。参加者は看護師7人で、20年を超えるブランクのある方、遠方から宿泊しながら参加された方、お子さんを慣らし保育に預けながら参加された方など、看護職経験、社会経験が様々な方が参加されました。
1日目は、原口看護部長から「医療・看護の動向について」、木村薬剤師から「注射剤の基礎知識」、医療安全管理部専任リスクマネージャー北川看護師長から「医療安全対策」についての講義があり、皆さん頷きながら熱心に受講していました。
2日目、3日目は看護技術演習を行い、救命救急センターの高畠郁代救急看護認定看護師、佐藤希看護師によるBLSの講義と演習では、チームワーク良く実施していました。その他、「採血」「末梢点滴静脈注射」「尿道留置カテーテル挿入」など、単にスキルの習得のみでなく、根拠を理解し安全に実施することに重点を置き実施しました。
4日目、5日目、「感染対策について」感染看護認定看護師石上香看護師長からの講義と手指衛生の演習では、最新の情報を学びました。病棟実習では、病棟看護師とともに行動しながら患者さんに接し臨床の現状を見学・体験しました。
研修最終日の交流の時間では、受講を決断するまでに勇気が必要だったこと、患者さんと接することで看護の楽しさを思い出せたこと、復職を目指す仲間と思いを共有でき勇気を貰えたことなどの感想が話されました。また、アンケートでは全員の方が今回の研修が復職に向けて自信になったと答えていました。既に4月からの就職が決まっている方、これから自分に合った働き方を前向きに考えようとしている方など様々ですが、たとえブランクがあっても、過去に蓄積した看護経験は何かのきっかけがあれば、容易に蘇ってくるのだと改めて感じました。看護の魅力を思い出せたことにこの研修の意義があったと思います。ぜひ、それぞれの場で自分らしく輝いて欲しいと思います。
看護職キャリア支援職場適応支援担当 菊地 美登里
復職支援研修の様子