平成28年度
「看護師と助産師のための復職支援研修」
終了報告
平成29年3月6日(月)〜10日(金)5日間
3月6日(月)〜10日(金)の日程で第7回目の復職支援研修を実施しました。旭川市内から看護師5名の参加があり、臨床経験のブランクは2年〜13年でした。これまでは1日〜3日目の研修時間を午前中のみとしていましたが、今年度は終日9時〜15時としたことで余裕をもって研修を進めることができました。また、研修者間の交流の時間を設けることができ、緊張を和らげ仲間意識を強める時間になりました。
1日目は、原口看護部長から「医療・看護の動向」について、山本薬剤師から「注射剤の基礎知識」、医療安全管理部GRM小山内看護師長から「医療安全対策について」の講義があり、午後は、感染制御部石上感染対策看護師長からの「感染対策について」の講義の後、手指衛生・PPEの着脱の演習を実施しました。
2・3日目の看護技術演習では、救急看護認定看護師伊藤尋美副看護師長から「BLS」の講義と演習、「採血」「注射」「尿道留置カテーテル挿入」などの看護技術は看護職キャリア支援室のスタッフが担当しました。単なる手技の習得ではなく、根拠を理解し安全に実施することを重視し演習を行いました。研修者は「緊張する、手が震える」と言いながらも、真剣な表情で基本を確認しながら取り組んでいました。
5・6日目の病棟実習では、それぞれ病棟の担当看護師と共に行動し看護場面の見学や体験をしました。担当看護師からの丁寧な説明を聞き直接ケアを行うことで、過去の臨床経験が蘇り楽しかったと感想を述べていました。
研修終了時は、「5日間の研修に参加するにあたって覚悟が必要だった。充実した研修だった。復職に向けて少し自信になった。できることから始めようと思う。」などの感想が聞かれました。また、病棟実習の際に育児と仕事を両立させている担当看護師のお話が励みになったと話していました。
今後も、他施設の研修にない技術演習や病棟実習などの特徴を生かし、潜在看護職の復職を応援したいと考えています。
看護職キャリア支援職場適応支援担当 菊地 美登里
看護師と助産師のための復職支援研修の様子