沿革
昭和48年(1973年)9月29日の旭川医科大学設置とともに、本講座の前身である病理学第一講座が発足しました。初代教授は、国立札幌病院(現在の北海道がんセンター)病理部から赴任された故下田晶久先生で、佐藤利宏助教授を初めとするスタッフとともに本学における病理学および病理診断学の基盤を築かれ、開学間もないころの学生たちに大きな影響を及ぼされました。
昭和62年(1987年)7月1日、下田教授が第三代旭川医科大学長に就任され、翌年4月1日に札幌医科大学病理学第二講座から小川勝洋先生が第2代目教授として就任されました。小川教授は最先端の分子病理学的手法をいち早く導入し、精力的に腫瘍学研究を推進され、多大な業績を残されました。
平成21年(2009年)3月31日、小川勝洋先生が退官され、同年11月16日に秋田大学大学院病理病態医学講座から本学6期生である西川祐司が第三代目教授として就任しました。今後、下田教授、小川教授が育まれた伝統を引き継ぐとともに、将来に向って新しい病理学の可能性を追求していきます。