平成26年度
    「看護師と助産師のための復職支援研修」

終了報告

平成27年3月9日(月)〜13日(金)5日間

 平成27年3月9日(月)〜3月13日(金)の日程で復職支援研修を行いました。今年度で5回目になります。受講者は看護師5名助産師3名の計8名で、助産師の応募が多く、臨床経験のブランクは7年~30年でした。旭川市内や近郊、遠くは道東から参加された方もいました。
研修は、講義の一部と病棟実習を「看護師コース」「助産師コース」に分けて行いました。
 研修1日目、最初に看護師の方は看護部長から「医療・看護の動向」について、助産師の方は副看護部長から「周産期医療について」の講義があり、その後、専任リスクマネージャー・感染対策師長からそれぞれ「医療安全」「感染対策」について、薬剤師からは「注射剤の基礎知識」についての講義がありました。
 2日・3日目の看護技術演習では、1グループ2〜3人の少人数とし、当院看護部の教育担当部門が作成したDVDやシミュレーションモデルを活用し実施しました。最初は緊張している様子でしたが、徐々に手技の感覚を取り戻し「思い出してきた」と、長いブランクを感じさせないほど積極的に行っていました。
 4日・5日目の病棟実習では、担当看護師とともに行動し看護場面の体験や見学を行いました。「助産師コース」では、産科病棟に加え産科外来の実習を行い「母親学級」を見学しました。病棟実習を体験したことで、「以前働いていた時のことが蘇ってきた」「看護の基本は変わらないと思った」と話され、白衣を着てベッドサイドに行く実習の意義は大きいと改めて感じました。
 研修最後のフリートークでは、研修に応募することに勇気が必要だったが、研修を終え働きたい気持ちが強くなった。やはり「看護」が好きなのだと再確認できた。また、年を重ねたことで気づけることがあることがわかったと話されました。そのことに気づけたことで、すでにこの研修目的は達成したと思います。
 最後に、吉田学長からの修了証書を上田看護部長から手渡され、受講者の皆さんは一歩踏み出した晴れやかな表情になり、5日間でこんなに変われることに感動しました。
 今年度の研修を通して、未就業の看護職の方だけでなく、むしろキャリアアップを目指して参加された方が増えてきていると感じました。また、この研修を続けてほしいとの要望があり、今後も一人でも多くの方の復職を手助けしていきたいと考えています。

看護職キャリア支援職場適応支援担当師長 菊地 美登里

  



 看護師と助産師のための復職支援研修の様子