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テーマ「働きやすい病院をめざして

終了報告

2009年6月29日・30日
対象:医学部学生・研修医・
医学科卒業生・全職員


学長挨拶


渋谷博美先生


岸部麻里特任助教

6月29日・30日の2日間にわたり、「合同入局説明会」が臨床第3講義室にて行われました。今回は“働きやすい病院をめざして”というテーマで、卒後臨床研修センターおよび旭川医大医学部医学科同窓会の共催のもと開催となりました。

1日目は、二輪草センター岸部麻里特任助教より学生・同窓会アンケート結果の報告がありました(詳細pdf)。このあと特別講演として、大阪医療センター職員研修部副部長の渋谷博美先生より『働きやすい病院にするために。大阪医療センターの取り組み』についてお話いただきました。
大阪医療センターの院内保育、授乳室、病児保育設置などの女性支援のほか、育児中の女性医師に限らず男性医師も自由な時間が取れるような体制をとっていること、またご自身のこれまでの経験についてご講演されました。「支援を受けることが当たり前ではなく、常に周囲に感謝を伝えることが重要」とのお言葉は身にしみました。
その後、産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・小児科・整形外科・麻酔科・第三内科・第二外科・泌尿器科・第一外科の10診療科による説明会が行われ、各科における研修体制、育児支援の取り組みなどが発表されました。この日発表された診療科のいくつかでは、育児休暇を利用された男性医師についてのお話があり、男女問わず、育児支援が実践されていることがわかりました。


病院長挨拶


学生発表及び
教授陣による
パネルディスカッション

2日目は、今年初めての企画である「学生と旭川医科大学教授陣によるパネルディスカッション」からスタートしました。学生代表として医学科5年の小林瑠美子さんが、学生そして女性としての視点から働きやすい職場についての考えを発表され、パネリストとして第一内科・長谷部教授、第二内科・羽田教授、皮膚科・飯塚教授、耳鼻咽喉科・原渕教授にご参加いただき、育児中の女医に対する支援、育児中のキャリアアップ、育児に対する考えなど、小林さんからの質問に答える形でお話しいただきました。学生のみならず医師からの関心も高かったようで大勢の方にご出席いただき、盛況のうちに終えることができました。
このあとも前日に引き続き、総合診療部・第二内科・脳神経外科・第一内科・放射線科・救急医学・皮膚科・呼吸器センター・精神科の診療科による説明会が行われました。会期中2日間に亘って行われたポスター展示では、参加出来なかった学生も各科における取り組みについて理解していただけたのではないかと思っております。
今回は、全診療科が合同医局説明会に参加してくださいました。お忙しい中、ポスターやスライドを準備してくださった各診療科の皆様ならびに発表して下さった先生方にお礼申し上げます。また、突然のお願いにも関わらず、パネリストを引き受けて下さった長谷部教授、羽田教授、飯塚教授、原渕教授には、深く感謝申し上げます。病院全体として、旭川医大を働きやすい病院にしよう、またそのための様々な支援を充実させようという思いが学生のみなさんに伝わったのではないかと思います。長時間に亘ってしまったとの反省点もありますが、多くの学生に参加してもらえるよう改善を重ねて行きたいと思いますので、来年も、ご協力、またご参加のほど、宜しく御願い申し上げます。皆様、本当にありがとうございました。

各診療科の口頭発表 講義室の様子 パネル展示