法医中毒学






 研究テーマ 清水 恵子
古代より、化合物(植物、動物、鉱物や微生物由来)は、人の生命に深く関わってきました。時に薬、時に毒として。近代になり科学技術が進歩すると、元来地球上に存在しない化学物質が人類の生活に登場します。便利で快適な生活を送り、病気から逃れるために、現在私達はたくさんの化合物に囲まれています。
医薬品・農薬は、私達の生活を豊にするためには無くてはならない化合物です。しかし、使い方によっては、逆に人々の健康と安全を脅かす結果を招きます。そういった本来の目的から外れた化合物の使用の防止、あるいは不幸にも健康と安全が損なわれた人々を守るために、以下の研究を行っています。

 

・ 医薬品の不法使用(Date rape drug)
 

 

・ 除草剤低濃度長期暴露における中枢変性障害機構 
・ 除草剤暴露時の肺障害機構 
・ 事件関連物質の分析と体内分布 
・ 危険ドラッグの毒性機序 

マイクロダイアリシス

 研究テーマ 奥田 勝博
・ フォールディング異常症治療薬を目指した化学シャペロンの構造活性相関研究
・ 焼死体鑑定における血液分析の重要性についての検討
・ 死後CT における消化管内高吸収への錠剤添加物の影響
【9大学法医学講座共同プロジェクト:(旭医,香川,北里,信州,千葉,東大,医歯,慈恵,横市)】
  ・ 法医解剖における中毒統計調査に向けた薬物スクリーニングメソッド構築の取組み

 




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