通院で抗がん剤治療を受ける方、点滴治療を受けられる方の専用のお部屋です。外来化学療法センターのスタッフは、センター長(医師)、副センター長(医師)、看護師、薬剤師で構成されています。治療を安全に受けていただくことができるように支援させていただきます。
外来化学療法センターでは、外来化学療法開始前に、見学やオリエンテーションを行っています。その際、治療スケジュールや治療にかかる時間、日常生活の過ごし方などもお話させていただきます。
体調の変化や対応が難しいと感じる症状出現時は、外来受診が必要となる場合もあります。平日の外来対応はもちろんのこと、夜間・休日は救急外来(24時間体制)の受診による対応が可能です。
外来化学療法センターの入り口には、アルコール性擦式消毒剤を設置しています。手指の消毒を行ってから、センター内にお入り下さい。センター内では、感染予防としてマスクの着用をお願いしています。
治療を受ける部屋
ベッドが9台、リクライニングチェアが11台、合わせて20床あります。それぞれのスペースがパーテーションまたはカーテンで区切られています。カーテンを閉じることで個室のようなスペースで治療を受けていただいています。
注射用抗がん剤調剤
あらかじめ、使用する薬の内容が治療計画どおりであることを確認し、安全に治療が行えるように準備をしています。
抗がん剤や吐き気止めなどの点滴は、無菌状態を保つクリーンベンチ、安全キャビネットを使用して清潔に調製しています。また、治療による副作用や副作用の予防薬についての説明を、必要に応じて薬剤師が行っています。
治療中
治療中はお部屋で食事をしたり、飲み物を飲んだりしてかまいません。治療がお昼にかかってしまう場合は、昼食をご持参下さい。
トイレへ行きたい時はナースコールで教えて下さい。点滴機械のコードをはずしトイレへ行ってもらっています。グレーのボタンを押すと音が鳴ります。
※トイレは外来化学療法センターの入口正面にあります。
センター内設備
各ベッド(17床)にはテレビが設置されています。治療中、本や冊子・DVDなどもご自由にご覧になれます。ご自宅からお好みの本や雑誌・DVDを持参されて治療を受けていただくこともできます。
その他
ウイッグのご案内や各種パンフレットを準備しています。食欲が低下している時の食事のレシピや薬剤・治療中の自己管理に関する冊子などもあります。ウイッグはがん相談支援センターで見学することもできます。お気軽にご相談ください。