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男女共同参画の視点に立ったキャリア形成支援研修

参加報告

2013年1月10日〜12日
主催:独立行政法人 国立女性教育会館
会場:国立女性教育会館

ポスター

  平成25年1月10〜12日の3日間、「男女共同参画の視点に立ったキャリア形成支援研修」に参加しました。全国から56名の参加者があり、参加者の多くは男女共同参画センターや大学のキャリア形成支援に従事している方々でした。

  研修初日に十文字学園女子大学教授の亀田温子先生による「男女共同参画社会における女性の活躍とキャリア形成の支援」の講演がありました。男女共同参画とは女性が社会に参加するだけでなく決定の場に関わることとされています。日本では平成11年に男女共同参画社会基本法が制定されましたが、管理職や重要なポストに就いている女性が少ないのが現状です。男女共同参画にはキャリア形成が関わってきます。そこでキャリア形成の新たなとらえ方として従来の職業キャリアのみではなくボランティアや地域活動等の多様な社会活動もキャリアに含めて自分の歩みと考える複合キャリアをあげていました。これまでは職場や家庭など限られた場でしか能力発揮する場がありませんでしたが、これからは社会を支える様々な場で、個人がその生涯の中で多様な能力を発揮しそれを個人のキャリアとして認めていこうというものです。これにより個人の幸福度の上昇並びに社会の活性化につながるとのことでした。

   他の施設の方々と情報交換する機会がありましたが、女性が企業に就職しても出産・育児を機に退職を余儀なくされるケースもある様で、資格を有する専門職である医師・看護師は産後もキャリアを形成していく上で恵まれている事を再認識しました。他施設では女性が育児をしながら働き続けられるようなシステムが充分整っていない中、二輪草センターは着実に機能している事を実感しました。

   これからも働く女性をサポートしキャリア形成を支援できるよう努めて参りたいと思います。

 報告者:二輪草センター助教 菅野恭子

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