ホーム > 主な活動> 和歌山県立医大「女性医療人支援フォーラム3」(平成21年11月)

和歌山県立医大「女性医療人支援フォーラム3」に参加して

参加報告

2009年11月13日

 2009年11月13日、和歌山県立医大の女性医療人支援センターのお招きをうけて標記の会で二輪草センターの活動をお話してきました。 特に私たち自慢のキッズスクールには 高い関心をよせていただきました。今回は他に、島根大学医学部の女性スタッフ支援室副室長の 内田伸恵先生と、資生堂のお客様・社会リレーション部次長の宇野晶子様の講演もありました。
 内田先生のご発表で注目したのは、高名な方をお呼びする講演会の前に少人数でその先生を囲む茶話会のようなことをされ、近い距離でお話をする機会を持たれているということ。 ぜひこれらはうちでも取り入れたいと思いました。 また子育て中の女性医師による在宅での病理診断、画像診断もすでに稼動していました。 本学ではどのようにしたらよいのか関係の皆様と計ってまいりたいと思います。
 宇野様のお話で興味をもったのは、資生堂は女性の働く環境の整備については長い歴史のある企業ですが、社長がかわるとその期間の女性支援の進捗ががらりと変わるというお話です。全く何も進まない期間もあったとのことでした。やはりトップの意識いかんで良くも悪くもなるようです。そして女性支援に積極的ではない企業はどうしたよいのか、という問題ですが、実はそのような企業は必ずつぶれるので、最終的には良い企業のみになっていき、おのずと問題は解決するというのも面白いと思いました。そうすると、育児、介護支援に積極的な大学や病院が生き残れるとも考えられ、ますます二輪草センターの役割の大きさを感じたしだいです。

副センター長 山本 明美