ホーム > 主な活動> 橋本 聖子先生「特別講演会」(平成21年2月)

病児保育ワーキンググループ発足記念「特別講演会」

二輪草センター主催 終了報告

2007年2月20日(金)

平成21年2月20日(金)に外務副大臣・参議院議員橋本聖子 先生をお迎えして「特別講演会」を開催しました。はじめに病院長から挨拶を頂き、その後、山本明美副センター長が、「二輪草センターの活動と病児保育室開設に向けて」の報告を行いました。センターでは、20年12月に病児保育ワーキンググループを発足し会議もすでに二回行われました。セミナーの企画では、職員の意見に耳を傾けより良い施設になるよう座談会を行ったり今月には東北大学の病児施設の見学等も行い、病児保育室設立に向け少しずつ動き出し、21年度中の設立を目指しております。次に、橋本 聖子 先生より「アスリート・国会議員、そして母として」というタイトルでご講演をいただきました。


会場の様子

橋本先生は、オリンピック選手として華やかな舞台でご活躍されていましたが、その陰では病気に苦しみ、悩んだ時期が何度かあったとお聞きし大変驚きました。子ども時代に入院した際には、病気の子ども達に関わる中で命の尊さに直面しながらも壁を乗り越えていく力強さとあきらめない情熱が、オリンピックでの栄冠と国会議員として3人のお子さんを出産し育てながら忙しい毎日を送る原動力となっているのではないかと思います。印象に残ったエピソードとしては、国会議員が休みを取るのには決められた理由でなければならないそうですが、橋本先生が第一子をご出産されるときには“出産”という項目がなく、“突発的事故”という理由で産休を取ったそうです。また、国会議員が子どもを産むのか?と風当たりも強かったようで、想像以上に大変な思いをされたと思いますが、常に明るく前向きで、情熱をもって突き進む姿に勇気と感動をいただきました。


橋本先生・学長・山本副センター長

また、外務副大臣となられた現在では中東諸国に出かけ、病院の技術の向上や人材の育成などの国際貢献にご尽力されお忙しくなられたそうですが、子育てのこと家庭のことは協力体制が素晴しく、家族が一丸となって支えている様子が目に浮かぶようでした。
最後の学長挨拶では病児保育室設立に向けての温かいお言葉も頂き、講演会は無事終了しました。橋本先生・学長・病院長そして会場にお越しの皆様の温かい応援メッセージのもと、二輪草センターは橋本先生のように壁にぶつかっても乗り越え、必ずできるという夢と情熱を胸に努力を続けて行きたいと思います。 
YES,We Can!