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平成19年度「大学教育改革合同フォーラム」への参加

参加報告

2008年2月9日(土)・10日(日)


会場付近の様子
(観覧車の左横が会場のパシフィコ横浜)
夜は街全体がライトアップされ素敵でした!

 平成20年2月9日・10日(土・日)の2日間にわたり、文部科学省・文教協会主催のもと、平成19年度「大学教育改革プログラム合同フォーラム」(開催地:横浜市 会場:パシフィコ横浜)が開催され、本センターは第1日目(9日)の「各プログラム別の分科会」と「ポスターセッション」に出展致しました。



開催の趣旨

文部科学省は国公私立大学の大学教育改革計画のうち、特に優れた取組(Good Practice〜略してGP)を選定し、それに対し財政支援などを行っています。本学二輪草プランも採択された大学のひとつです。
 「大学教育改革プログラム合同フォーラム」は選定された各プログラムの取組の実施例を他大学等の参考に供するとともに、広く社会へ公表することを目的として昨年より開催されております。フォーラムは、「基調講演」、「パネルディスカッション」、「各プログラム別の分科会」及び選定された取組の全部を紹介するポスターセッションから構成されています。


各プログラム別の分科会

「地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療養成プログラム分科会(事例発表9大学)に参加。会場満員の聴衆の中、副センター長 山本 明美先生が一番手で発表。スライド資料では、二輪草プランの詳細や旭川医科大学の女性医師の割合・看護師の離職率等も提示し、本大学の現状と今後の展望について説明しました。スライド資料詳細

   

ポスターセッション

ポスターセッション会場
質疑応答でにぎわう様子

 各大学200余りの取組事例をポスターやスライドで紹介。会場は、他大学の取組を詳しく知りたいと質疑応答で熱気に溢れていました。「二輪草プラン」についての 質問も多く、特にバックアップナースシステムや5段階復職支援プログラムについての質問が多く聞かれました。
 他大学では、本学が今後目指している取組をすでに遂行している事例もいくつかあり、大変参考になりました。今回の合同フォーラムをきっかけにいくつかの大学とも今後互いの取組について情報交換を行っていく約束を交わし約5時間にわたるポスターセッションが終了いたしました。


大学教育改革プログラム合同フォーラムに参加して

麻酔科蘇生科:間宮敬子


写真左から
間宮 敬子先生(麻酔科蘇生科)
堀 仁子先生(研修担当助教)
佐藤 とも子副看護部長
山本 明美先生(副センター長)

 二輪草プランの推進委員になって約1年が経過した。女性医師・看護師の臨床現場への定着及び復帰支援のプログラム作成という漠然としたテーマから、会議をかさねるにつれ、われわれの案は具体的ですばらしいものになった。私はこの二輪草プランを働く母のための夢のプランだと確信している。
 今回、大学教育改革プログラム合同フォーラムに参加する機会をいただいた。自分の専門以外でこの様な集まりに参加したのは初めてだった。どのような施設がどういう発表をするのか、全く情報がないまま参加したが、ふたを開けてみると非常に興味深く、大いに勉強になった。
 私たちが何度も議論して作成した二輪草プランであったが、全国から選ばれたプランは酷似していた。働く女性は日本中同じ悩みを抱えながらがんばっているということを肌で感じることができた。
 一方、他の大学に比べ、旭川医大の二輪草プランのすぐれている点は、バックアップナースシステムの導入、5段階復帰支援プログラムそして介護もサポートする体制である。
 夢のプランが着実に現実のプランになるよう、子育てにひと段落ついた立場の私は、力の及ぶ限り協力していこうと心に誓った週末だった。
 合同フォーラムに出席する機会を与えてくださった二輪草センターの皆様に感謝したい。