ホーム > キャリア支援部門>キャリア教育>平成28年看護学生と看護師の集い

第6回「看護学生と看護師の集い」

終了報告

日時:2016年11月11日(金)
場所:輸血部カンファレンスルーム
対象:看護学生・看護師

 11月11日(金)12時00分〜12時45分に、「看護学生と看護師の集い」を開催しました。毎年「語る夕べ」として、夕方の時間に開催していましたが、より多くの看護学生や短時間勤務者も参加できるよう昼の時間帯に開催し、今年度から「集い」としてリニューアルしました。今年度のテーマは『看護職を続ける力の源!』です。後輩への指導や看護実践を通して、キャリアを継続しながら働き続けている2人の講師の体験談から、看護職を続けてきた、その源にあるパワーを参加者みんなに広めていきたいと考え、このテーマにしました。参加者は、学生9名、看護職13名、教員3名の計25名でした。
 今年度は2人の中堅看護師にお話ししていただきました。1題目は、看護学生に身近に感じて頂けるよう、実習指導者をしている4階西ナースステーションの中川原舞さんに講師をお願いしました。中川原さんからは、新人看護職や看護学生など後輩指導を通して感じたこと、看護観についてお話しいただきました。少しでも学生の力を引き出し、学生が主体となり学びを深められたと思えるように支援したい、臨床の場で感じるギャップを少しでも埋めたいと考えていました。また教育担当者として、新人看護師の気付きの場面、成長していく姿をみられることも喜びにも繋がっており、今まで先輩から教えて貰った事、患者さんから受け取ってきたものを、自分の中で大切にして看護に反映し、これが私の看護観と言えるようにして後輩に伝えていきたい、そしてそれがまた後輩から次の世代に繋がっていくと嬉しいと話されているのが印象的でした。
 次に、中央部門で行われている専門的な看護実践を知ってもらいたいと考え、光学医療診療部・放射線部ナースステーションの鈴木智美さんに講師をお願いしました。光学医療診療部では、光学医療診療部(内視鏡室・特殊検査室)、CT/MR検査室、放射線治療室、PET・核医学検査室、血管造影部門で行われている看護について、お話していただきました。鈴木さんは、インターベンションエキスパートナースの資格を取得し、主に血管造影室で活躍しており、医師・放射線技師・臨床工学技士とチームで働き、安全で質の高い看護を目指しているとのことでした。最後に「私が働き続けるための5か条」として、@心身ともに健康であること、A笑顔で過ごせる職場環境を作ること、B尊敬できる先輩を持つこと、C息抜きと思えることを見つけること、D大切な人と過ごせる時間を作ることとお話があり、参加者の共感を得ていました。
 2人の講師は、結婚後もそれぞれ自分らしくキャリアを重ねており、看護職を続けてきたその源には、支えてくれたたくさんの人がいることが大切であると感じました。今後も、参加者にとっても講師にとっても、立ち止まって自分自身を振り返り、何か得られるような機会になるよう、内容を充実させていきたいと思います。

         看護職キャリア支援職場適応支援担当師長 浅利 尚子