ホーム > キャリア支援部門>キャリア教育>平成27年看護学生と看護師の語る夕べ

第5回「看護学生と看護師の語る夕べ」

終了報告

日時:2015年11月25日(水)
場所:臨床講義棟 臨床第三講義室
対象:看護学生・看護職員

 11月25日(水)17時45分より第5回「語る夕べ」を開催しました。
参加者は、学生3名を含め25名で、今年度のテーマは「チャンスをつかもう!! あなたの夢は ほらそこに」としました。仕事や子育てに追われる日々ですが、時には立ち止まってみると夢をつかむチャンスが直ぐそばにあるとのメッセージを込めました。今年度も3人の講師にお話しいただきました。
 最初に、認知症看護認定看護師である内山寛美看護師に、認定看護師を目指したきっかけや学んだことなどお話しいただきました。仕事との向き合い方に迷いがあった時期に、上司から薦められたこと、学業に専念できる恵まれた環境があったことが目指すきっかけとなったと話されました。認知症患者は、いつもどこか不安げな表情をしていることが多いが、患者と接していると不安げで緊張した表情が笑顔や安堵の表情に変わることがあり、その瞬間が看護の魅力を感じる時で、働き続けてよかったと思えると話してくれました。
 次に、がん放射線療法看護認定看護師の野中雅人副看護師長に、講義をしていただきました。看護師歴の紹介では、その時々で興味関心が広がりチャレンジしてきたことが話され、常に向上心を持って学び続けたいという姿勢が伝わってきました。認定看護師としての学びや実践、研究に取り組んだことが充実感と自信につながったこと、他に負けないものを一つ持つことが大事と話されました。
 最後に、6階西病棟中村智美看護師長からは、看護師をめざした時、大学間人事交流で北海道にきたこと、出産子育て、師長昇任など、20年前に遡り5つの節目について話されました。看護師のシンボルのナースキャップが廃止になった時、看護の専門性は何か深く考えたこと、看護師・母親・一人の自分のそれぞれの役割が今はごく自然に重なってきていること、困難な時ほどファイトが沸いてくると力強いお話がありました。
3人の講師はそれぞれ自分らしくチャンスをとらえキャリアを重ね、上手にlifeとのバランスを取っていると感じました。チャンスは自分から掴もうとする時と他から与えられる場合がありますが、どちらも「今がチャンス!」と思うことから始まります。
 終了後、講師の方から、自分を振り返るよい機会になったとの言葉が聞かれました。参加者にとっても講師にとっても、立ち止まって自分自身を振り返る機会になるように内容を充実させていきたいと思います。


          看護職キャリア支援職場適応支援担当 菊地 美登里