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    医局長
    挨拶

医局長から挨拶

入局希望の医師・医学生の皆様へ

日本は「人生100年時代」とも言われるほどの長寿社会を迎えています。ただ長生きするだけではなく、健康寿命を延ばすことが重要であることは、皆さんも強く感じているのではないでしょうか。人は情報の約9割を眼から得ていると言われており、健康寿命を支える上で、視機能を維持することが非常に大切であることがよくわかると思います。

我々眼科医は患者様のQuality of Life, Quality of Visionを守るため、視機能を健全に保ち、障害された視機能を回復させることが使命です。さらに、眼は様々な全身疾患のサインが現れる「全身の窓」でもあり、命に関わる病気とも強く関わっています。旭川医大眼科は患者様に適切な眼科診療を提供するのみならず、全身の疾患や社会的背景まで含めて、患者様一人一人に寄り添える医師の育成を目標としています。

当科では基本的な眼科知識と手技の習得のため、指導医の指導のもと、早期から主治医として外来・手術を担当してもらっています。当科がカバーしている医療圏は非常に広く、common diseaseから珍しい疾患まで多くの症例が集まってきます。さらに、最新の検査機器・手術機器を多数揃えており、臨床能力を高めるチャンスが豊富にあります。また、眼科専門医取得に必要となる学会活動や論文発表も全力でサポートしています。眼は小さな器官ですが、部位によって構造や機能が異なり、専門領域が細分化されています。専門医取得後は希望の専門領域について深く学ぶことが可能です。専門領域を学び始めると学問としての眼科がいかに奥深いかに気付かされることでしょう。

経験を積むうちに研究に興味を持った医師には、大学院への入学を勧めています。大学院では旭川から世界へ発信できる医師を目標に、世界最先端の研究に従事し、国際学会での発表や英語論文の執筆に積極的に取り組んでいます。また、海外でしか得られない貴重な体験があると考えており、希望者には留学を推進しています。

旭川医大眼科はオンオフをはっきりさせた効率的な労働環境を整えています。また、育児や介護など、先生方の事情に応じた様々な働き方にも対応しており、眼科医としてのキャリアが途切れないよう支援しています。短期間でも構いませんので、当科をローテートしていただければ、きっと旭川医大眼科の魅力を実感してもらえると思います。見学希望や質問などがあれば、いつでも気軽にご相談ください。ご連絡お待ちしております!


旭川医科大学 眼科学講座 医局長 善岡 尊文