第12回日本生命倫理大会年次大会プログラム
第1日 11月3日(金)
受付 8:50(クリスタルホール入り口)
大会長挨拶 9:30―9:40 岡田雅勝(旭川医科大学)
一般演題 9:45―11:35 (発表15分 質疑5分)
一般演題1 遺伝子診断と脳死の問題、座長、羽田明(旭川医科大学)、仁志田博司(東京女子医科大学)
一般演題1の1 A(音楽堂)
- 9:45-10:05がんの遺伝子診断に対する一般人の態度とその関連要因―大腸がんを例にして、渡辺芳子(東京大大学院)、甲斐一郎(東京大大学院)、赤林朗(京都大大学院)
- 10:05-10:25着床前診断の倫理的視座―日独の比較、盛永審一郎(富山医科薬科大学)
一般演題1の2 A(音楽堂)
- 10:30-10:50プライバシーの保護と情報開示―わが国の脳死移植を通して見えた問題と提言、澤田愛子(富山医科薬科大学)
- 10:50-11:10脳死と臓器移植問題に関する病院スタッフの関心度と問題意識、田村京子(昭和大学)
- 11:10-11:30 脳死と臓器移植の三年後の見直しー救急医側の対応、辻村雅樹、辻野直之、平田勝俊、大江久圀(北九州市立八幡病院救急センター)
一般演題2 医事法に関する問題、座長、石井トク(岩手県立大学)、岡本珠代 (広島県立保健福祉大学)
一般演題2の1 B(国際会議場)
- 9:45-10:05英国における精神的無能力者の治療の中止と差し控えについて、五十子敬子(尚美学園大学)
- 10:05-10:25精神障害者のケアの質をめぐる社会的・倫理的諸問題、伊沢玲子(早稲田大大学院)
- 10:30-10:50人権軽視の予防接種行政がもたらした日本におけるB型C型肝炎流行、西三郎 (東海大学)
一般演題2の2 B(国際会議場)
- 10:50-11:10各国の薬剤師倫理規定―薬剤師倫理規定のグローバル化への提言、川村和美(名城大学)、奥田潤(同)
- 11:10-11:30事前の表明の範囲と法的有効性―イギリスの事前の表明をめぐる議論から、千葉華月(横浜国立大学院)
一般演題3 リプロダクティブ・へルスの問題、座長、柘植あづみ(明治学院大学)、丸山知子(札幌医科大学)
一般演題3の1 C(第二、第三会議室)
- 9:45-10:05若者の低用量経口避妊薬に対する意識、高木美也子(日大総合科学研究所)
- 10:05-10:25生殖医療技術に関する自己決定と政策的介入―少子化問題からみた不妊治療、仙波由香里 (早稲田大大学院)
一般演題3の2 C(第二、第三会議室)
- 10:30-10:50 非配偶者間人工授精に対する一般住民の意識とその関連要因、秋月百合(東京大大学院)、甲斐一郎(東京大大学院)、赤林朗(京都大大学院)
- 10:50-11:10母乳をめぐる医療の生命倫理学的考察、鵜灘恵(うのとろ母乳相談室)
- 11:10-11:30女性の身体観とセクシュアリティー性行為における男性中心主義、柳原良江(早稲田大大学院)
一般演題4 スピリチュアル・ケアとナラティブ・アプローチ、座長、森下直貴(浜松医科大学)、樽井正義(慶応義塾大学)
一般演題4の1、スピリチュアル・ケアの問題 D(レセプション室)
- 9:45-10:05生命倫理の諸問題におけるspritualな次元をめぐって、安藤泰至(鳥取大学)
- 10:05-10:25スピリチュアル・ケアと宗教的援助をめぐる一考察―言説の分析を中心に、中村隆子(京都大大学院)
一般演題4の2、ナラティブ・アプローチの問題 D(レセプション室)
- 10:30-10:50医療倫理の方法論としての〈物語〉について、宮坂道夫(新潟大学)
- 10:50-11:10バイオエシックスにおける「ナラティヴ・アプローチ」の可能性、空閑厚樹(早稲田大人間総合研究センター)、前川健一(日本学術振興会)
- 11:10-11:30「麻痺/障害」へのナラティブー「麻痺/障害」・「被介護」体験の社会的構成、田代順(神奈川県立病院付属看護学校)
昼休み 11:45―12:55
ランチョンセミナー1 B(国際会議場)
- 脳死と臓器移植について、
臨床肝臓移植の現況と今後の問題、
藤堂省(北海道大大学院)、座長、葛西真一(旭川医科大学)
評議員会 (レストラン)
ワークショップ1 13:00―14:50
ワークショップ1 B(国際会議場)
- 脳死と臓器移植の三年後の見直し
座長、中谷瑾子(慶応義塾大学名誉教授)
演者、脳死と臓器移植―臓器移植法の見直しの問題、中山研一(京都大学名誉教授)、丸山英二(神戸大学) 新見育文 (明治大学
)
ワークショップ2 C(第二、第三会議室)
- 看護上の倫理的諸問題―療養の場の移行に関連した看護上の倫理的問題、
座長、佐藤禮子(千葉大学)
演者、医療施設から在宅へ療養の場の移行に伴う倫理的問題、川越博美(聖路加看護大学)
終末期医療の場への移行に関連した看護上の倫理的問題、吉田千文(セコメディック病院)
ワークショップ3 D(レセプション室)
- 人間を対象とした実験・研究
座長、村岡潔(仏教大学)、土屋貴志(大阪市立大学)
演者、人体実験論の必要性―歴史的観点から、土屋貴志
臨床試験の倫理的問題点について、佐藤恵子(国立がんセンター中央病院)
近代医学理論と人体実験、佐藤純一(高知医科大学)
疫学研究における個人情報保護とインフォームド・コンセント、斎藤 有紀子(北里大学)
特別講演 15:00―15:45 A(音楽堂)
- バイオエシックスと未来文明―グローバルな合意の形成を求めて、
木村利人(早稲田大学)、
座長 仁志田博司(東京女子医科大学)
シンポジュウム1 15:50−18:00 A(音楽堂)
- 倫理のグローバリゼーションについて
座長、坂本百大(日本大学)、旗手俊彦( 札幌医科大学)
演者、生命倫理のグローバリゼーションは可能か?ーマルチスタンダードの必要性、我妻尭(国際厚生事業団)、
21世紀の私たちの環境を考えるー人間はその行動を変えられるか、大井玄(国立環境研究所)、
生命倫理のグローバリゼーションの可能性、佐藤節子(青山学院大学名誉教授)
懇親会 18:30−20:30 パレスホテル 司会、松岡悦子(旭川医科大学)
第2日 11月4日(土)
一般演題 9:10―11:35 (発表15分 質疑5分)
一般演題5 インフォームド・コンセントの問題、座長、塩野寛(旭川医科大学)、岡本天晴(防衛医科大学)
一般演題5の1 A(音楽堂)
- 9:10-9:30 実験研究とインフォームド・コンセントーJay Katzの主 張を中心に、岡本珠代(広島県立保健福祉大学)
- 9:30-9:50歯科医療にとってインフォームド・コンセントとは何か、羽賀俊明(東京歯科大学)
- 9:55-10:15診療の場からみたインフォームド・コンセントの限界とカウンセリング、佐藤孝道(虎の門病院)
一般演題5の2 A(音楽堂)
- 10:15-10:35インフォームド・コンセントからインフォームド・ディシィジョンへ、田中達也(鹿児島大学)
- 10:40-11:00生殖医療と不妊女性に関する倫理問題ー電話相談の分析を通して、石井トク(岩手県立大学)、浜崎京子(不妊治療中央クリニック)
- 11:00-11:20無断輸血訴訟最高裁判決の意義とインフォームド・コンセント、野口勇(横浜弁護士会)
- 11:20-11:40疫学的手法を用いた研究と個人のプライバシー、掛江直子(早稲田大学)、斎藤有紀子(北里大学)、玉腰暁子(名古屋大学大学院)、宇都木伸(東海大学)、丸山英二(神戸大学大学院)
一般演題6 生命倫理教育の問題、座長、今井道夫(札幌医科大学)、近藤均(旭川医科大学)
一般演題6の1、B(国際会議場)
- 9:10-9:30現代文系大学生の死生観と最先端科学技術―死生観に関わる 日常生活経験と科学技術の理解に関する調査から、吉田浩子(川崎医療福祉大学)
- 9:30-9:50生殖医療についてどのように教えるかー高等学校生命倫理教育の試み、大谷いづみ(東京都立国分寺高校)
一般演題2の2 B(国際会議場)
- 9:55-10:15 『生命倫理教育』の実践過程に認める倫理判断態度の変化―老人虐待報道に対する学生の“倫理判断態度”観察に基づく検討、中村裕子(仙台白百合女子大学)
- 10:15-10:35 生命倫理の教育―臨床人間学の実践、庄司進一(筑波大学)、紙屋克子(同)
- 10:40-11:00東京工業大学における動物実験についての安全・倫理教育への取り組みについて、大上泰弘(東京工業大学大学院)、桑子敏雄 (同)
- 11:00-11:20エホバの証人はなぜ輸血を拒否するのかー生命倫理のケーススタディとして考察する、早崎史朗(ものみの塔聖書冊子協会)、仁科健夫(エホバの証人の医療機関連絡委員会)、中井猛之(同)
一般演題7 看護、ターミナルケアの問題、座長、樋口康子(日本赤十字看護大学)、小松浩子(聖路加看護大学)、岡田洋子(旭川医科大学)
一般演題7の1 C(第二、第三会議室)
- 9:10-9:30末期患者の栄養・水分の継続と中止:看護婦の倫理的ジレンマ、小西恵美子、Anne J Davis、相羽利昭(長野立看護学大学)
- 9:30-9:50学童期の病児のターミナルケアーA子の事例から、丸山マサ美(九州大学医療技術短期大学)、 桑本美智子(福岡市立千代小学校)、安藤満代(就実短期大学)
一般演題7の2 C(第二、第三会議室)
- 9:55-10:15日本の看護倫理の歩む道―「看護倫理」に関する1999年度の雑誌文献レビューから、相羽利昭、Anne J Davis、小西恵美子(長野県立看護大学) 37、10:15-10:35生殖医療と人権、尾形敬次(札幌学院大学)
一般演題7の3 C(第二、第三会議室)
- 10:40-11:00ドナーカード所持に影響する要因の調査、池上順子(立命館 大 学)
- 11:00-11:20高齢者保健サービスにおける当事者の自律性と恩恵の因果関係についての生命倫理学的研究、河原直人(早稲田大大学院) 、荘島宏二郎(同)、村山知子(同)、大西絵里香(同)
- 11:20-11:40胎児組織の利用に関する倫理的問題、加藤太喜子(名古屋大大学院)
一般演題8 医療情報と医療政策、座長、赤林朗(京都大学大学院)、坂井昭宏(北海道大大学院)、中西睦子(神戸市看護大学
)
一般演題8の1 D(レセプション室)
- 9:10-9:30日本における医療技術政策の現状と課題―バイオエシックスの視座から、村松朋博(上智大学生命科学研究所)
- 9:30-9:50「患者の自己決定支援システム(PDSS)」としての医療情報システムとはー情報倫理学の視点から、板井孝一郎(京都大学リサーチ・アソシエイト)
一般演題8の2 D(レセプション室)
- 9:55-10:15第4次改正医療法と日本の医療政策の課題、旗手俊彦(札幌医科大学)
- 10:15-10:35進行肺癌患者に対する組織型別進行度別生存曲線を用いた予後説明の試み、橋場良(船橋二和病院)
一般演題8の3 D(レセプション室)
- 10:40-11:00 HIV/AIDSと守秘義務、樽井正義(慶応義塾大学)
- 11:00-11:20 HIV感染症・エイズに関する疫学研究に要求される倫理的規範についての考察、浅井篤(京都大大学院)、大西基喜(京都大大学院)
- 11:20-11:40 HIV抗体検査のルーチン化と倫理、服部健司(群馬大学)
昼休み 11:45―12:55
ランチョンセミナー2 B(国際会議場)
- 遺伝子治療について
成人病疾患の遺伝子治療の現状と将来、森下竜一(大阪大大学院)、
座長、菊池健次郎(旭川医科大学)
理事会 (レストラン)
ワークショップ2 13:00-14:50
ワークショップ4 B(国際会議場)
- インフォームド・コンセントについて
座長、辻本好子(ささえあい医療人権センター)
演者、インフォームド・コンセントについて、遠藤順子
選択はあなたにある、 高橋卓志(神宮寺)
ワークショップ5 C(第二、第三会議室)
- 生命倫理は女性の身体をどう扱ってきたか
座長、松岡悦子(旭川医科大学)
演者、女の身体と医療技術、柘植あづみ(明治学院大学)
人口政策と女性の身体:占領期日本の文脈において、荻野美穂(大阪大学)
女性の身体とリプロダクションー途上国の女性の経験から、松岡悦子(旭川医科大学)
ワークショップ6 D(レセプション室)
- 医療システムと医療政策について
座長、西村周三(京都大学大学院)
演者、医療制度と社会意識、田村誠(国際医療福祉大学)
臓器移植における臓器分配の効率性と公平性、池田俊也(慶応義塾大学)
総会 15:00―15:30 A(音楽堂)
シンポジュウム2 15:40―17:30 A(音楽堂)
- ヒトゲノムの問題と生命倫理について
座長、高久史麿(自治医科大学)、山田卓生(日本大学)
演者、ヒトゲノム解析の最前線と医療へのインパクト、清水信義(慶応義塾大学)
ヒトゲノムの問題と生命倫理について、宮田満(日経BP社バイオセン ター)
ヒトゲノム計画と生命倫理の関わり、村松正實(埼玉医科大学)
ヒトゲノム研究に関する基本原則(2000年6月科学技術会議生命倫理 委員会)、位田隆一(京都大学院)
閉会 17:30 A(音楽室)