旭川医科大学 実験実習機器センター

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Information

質量分析計 質量分析計室・準備室(実験実習機器センター1 1階)内線:2620                        一覧に戻る
 担当職員:智内(2620、8628) 副担当: 

概要

 1. 「ノンターゲットメタボローム解析」は、遺伝子やタンパク質よりも表現型に近い「代謝物」を通じて、生命現象をより直接的に捉えるアプローチです。この解析では、水溶性代謝物を対象に、網羅的かつ探索的な分析が可能です。当センターに設置されたガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)では、解析ソフトMS-DIALにより代謝産物の推定・同定と半定量的解析を行うことができます。さらに、MetaboAnalystを用いた統計解析にも対応しており、対照群・実験群各々3サンプル/3回測定といったデザインで、表現型の違いを直感的に可視化することが可能です。
 2. 特定代謝産物の半定量的比較を行う「ターゲットメタボローム解析」につきましては、現在の受託停止中です。
 3. ご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽に下記担当までご連絡ください。

サービスのご案内


ご利用料金

 1. 1) ガスクロマトグラフ質量分析計 メタボローム試料調製サービス
 2. 2) ガスクロマトグラフ質量分析計 ノンターゲットメタボローム測定解析サービス
GC/MS測定 1検体(学内) 3,000円
GC/MS測定 1検体(学外) 6,000円
メタボローム試料調製 1検体 7,000円
標準試料バイアル 1試料 46円
微量試料バイアル 1試料 156円

利用法・注意点

 1. 業務の都合上、サンプルのご提出前にご連絡願います。
   内線 2620 / PHS 8628(智内)
 2. 試料調整受託サービスに必要な試料量は、1検体当たり概ね、血液(血漿、血清):50μL、尿:50μL、培養細胞:1×106個、培養上清:100μL、組織:10mgです。
  ※血漿を使用する場合は、抗凝固剤はEDTAを使用してください。
  ※培養細胞、組織を使用する場合は、処理の都合上2mLの遠心チューブをご使用ください。
 3. 感染性のあるサンプルにつきましては、当センターにて取り扱いができないため受け付けておりません。
 4. 依頼書(Excel)をダウンロードし、資料提出前にご提出ください。
 5. ご不明な点がございましたら kiki_tissue@asahikawa-med.ac.jp までお気軽にご相談ください。

ガスクロマトグラフ質量分析計(日本電子 JMS-T100GCV)

質量分析部  :  飛行時間型(TOF) 質量分析計 日本電子 JMS-T100GCV
 質量範囲  :  4 ~ 4,000Da
 分解能  :  6,000以上(FWHM)
イオン源  :  EIイオン源
 :  CIイオン源
 :  DEPイオン源
試料導入部
 ガスクロマトグラフ(Hewlett-Packard 7890A) キャピラリカラム専用
 DEPプローブ
 DIPプローブ
データ処理システム  :  Escrime
   :  NIST08(データベース)