北海道医学技術専門学校学生の訪問につきまして


 北海道医学技術専門学校2年生が臨地実習の一環として、10月10日に旭川医科大学教育研究推進センター技術支援部実験実習機器技術支援部門を見学(解説と簡単な実習)することになりました。 ユーザーの皆様にはご理解とご協力をお願い申し上げます。

期日 令和元年10月10日(木) 13:00 ~ 16:00
場所 カンファレンスルーム、電子顕微鏡室、質量分析計室、遺伝子解析装置室、共焦点レーザー顕微鏡室、機器・化学実験室
参加 生徒 31名、引率教員 数名
指導 教育研究推進センター センター長・教授 松本 成史 / 講師 笹島 仁
   教育研究推進センター 技術支援部実験実習機器技術支援部門職員
               阿久津 弘明、千葉 伸一、三本 麻美子、日下部 光俊、鈴木 智之
日程
 13:00 開会挨拶 松本 成史
     3階 カンファレンスルーム
 13:10 先端機器実習
     (1)各グループが、実習を行う装置室へ移動
     (2)実習コース
       ① 1階 電子顕微鏡室:鈴木 智之
       ② 1階 質量分析計室:阿久津 弘明
       ③ 2階 遺伝子解析装置室:千葉 伸一
       ④ 2階 共焦点レーザー顕微鏡室:三本 麻美子、日下部 光俊
 15:25 講義・実習 『医系・生物系のイメージング -“観る”から始まる“診る”-』 笹島 仁
     3階 カンファレンスルーム/1階 機器・化学実験室
 15:55 閉会挨拶 松本 成史
     3階 カンファレンスルーム

実習概略
①電子顕微鏡室:鈴木 『電子顕微鏡で観察してみる。』
 1.透過型電子顕微鏡についての説明と試料観察
 2.走査型電子顕微鏡についての説明と試料観察
 3.質疑応答

②質量分析計室:阿久津 『アロマオイルの成分を最先端の質量分析装置で同定してみる。』
 1.GC/MSでアロマオイルを分析してライブラリを用い成分の同定を行ってみる。

③遺伝子解析装置室:千葉 『遺伝子の魅力 先端解析装置の操作を体験してみる。』
 1.遺伝子解析装置の説明と体験
 2.遺伝子の可視化:PCR の説明
 3.今の研究とこれからの研究について

④共焦点レーザー顕微鏡室:三本、日下部 『細胞を観察してみる。』
 1)位相差顕微鏡
  1.細胞培養法および、顕微鏡を用いた経時的細胞観察(タイムラプス)の説明
  2.細胞を位相差顕微鏡で観察
 2)共焦点レーザー顕微鏡
  1.共焦点レーザー顕微鏡の説明
  2.蛍光免疫染色した細胞を共焦点レーザー顕微鏡で観察

関係者および利用者に於かれましてはご協力いただけますようよろしくお願い致します。

講義・実習概略
【概要】
物を拡大して観るということは、医学・生物学に限らず天文学をはじめ様々な科学に進歩をもたらした。
本講義では、”観るから始まる診る”と題して、医学を支えるイメージング技術の基礎を概説する。生細胞イメージングを飛躍的に向上させた蛍光タンパク質についてと、凸レンズの性質から考える光学顕微鏡の基本原理について座学を行い、2枚の虫メガネで数十倍の拡大観察が可能であることのハンズオン体験を目的とする。
受講学生が、将来的に職務で使用する光学顕微鏡の性質を理解する助けとしたい。

関係者および利用者に於かれましてはご協力いただけますようよろしくお願い致します。
 連絡先:教育研究推進センター 松本 成史、阿久津 弘明(内線:2620)