ニュースレター
(2019年10月発行)

ニュースレター「CSC通信」。
3ヵ月に一度程度のペースで発行しています。

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利用上の注意
臨床シミュレーションセンターをご利用頂くに当たり、注意事項をまとめました。ご一読願います。




CSCスタッフ
・センター長:國澤 卓之
  ご挨拶
・事務員:渡邊友花
・看護師:菊地美登理・尾形千悦


センター長あいさつ


臨床シミュレーションセンター長就任にあたって

 本年、4月より臨床シミュレーションセンター長を拝命しました国沢でございます。本センターは、平成14年に開設された「スキルズ・ラボラトリー」が平成21年に「臨床シミュレーションセンター」に改組され、初代センター長として当時、麻酔・蘇生学講座の岩崎寛教授が就任されました。平成24年に救急医学講座の藤田智教授が後を引き継がれ、救急領域の知識・技術・教育のノウハウを活用し、臨床に即した機器整備・運用形態を実践され現在に至っております。
 医療は複雑・多様化がすすみ、医療者が習得すべき知識・技術が高度化される中で安全提供が重要視されております。その方向性が対極を向いていることは明かであり、臨床シミュレーション教育の重要性が高まっております。パイロット訓練におけるシミュレータの重要性は想像に容易く、基本的な手技から多くのシナリオに基づいた対応能力養成は、実際の業務を行う事前習得において必須事項となります。医療現場も同様であり、シミュレータを利用した基本手技、診断・治療を行うための多くの知識・技術の習得は、実際の医療・看護を行う事前準備として必要であり、ひいては、想定外の状況に対応できる能力獲得に役立ちます。
 現在のセンター内には、救命救急スキルズラボ・基本的臨床スキルズラボなど6つのブースから構成され、2つの高機能患者シミュレータを含めた約40種類のシミュレータを保有しております。平成24年度に6,350名だった利用者も、昨年度には12,800名まで増加しております。本学で勤務または、学ばれる皆様の中で、本センターの重要性や有効性の認知度が十分でない可能性もございます。医師・看護師・学生の皆様のスキル向上、ひいては、患者に恩恵をもたらすための場として、本センターが活用されるよう尽力させていただきたく存じますので、ご指導、御支援の程、宜しくお願い申し上げます。
(2018年4月/「CSC通信」第22号より)



臨床シミュレーションセンター長
国沢 卓之
 旭川医科大学 麻酔・蘇生学講座 教授
 旭川医科大学病院 緩和ケア診療部 部長