ニュースレター
(2020年1月発行)

ニュースレター「CSC通信」。
3ヵ月に一度程度のペースで発行しています。

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利用上の注意
臨床シミュレーションセンターをご利用頂くに当たり、注意事項をまとめました。ご一読願います。




CSCスタッフ
・センター長:本間大
(国際医療支援センター 教授)
・事務員:渡邊友花
・看護師:九鬼智子・平塚志保


他施設新人看護職員研修(2019.5.24)

2019年5月24日(金)、看護部による他施設新人看護職員研修が行われました。
毎年4月~5月・7月頃に、4・5回に分けて、旭川医科大学の看護師が講師となり、他院の新人看護師の技術研修を行っています。



研修内容はBLS、麻痺患者の体位変換

他施設新人看護職員研修、今回は第3回目の開催です。
今回は前半に基本的なBLS(一次救命処置)を、後半に麻痺患者の体位変換について研修を行いました。



まずは座学にて基本的なBLSの知識を身につけていきます。
BLSということで、講師は旭川医科大学の救命救急センターの看護師が担当されていました。

 

その後、実技へと移行します。
最初は救命センターの看護師によるデモンストレーションが行われ、それを手本としてそれぞれの練習へと入っていくのですが、救命センターの看護師のスムーズな救命措置に、参加されていた他施設の看護師の方々も、旭川医大の看護師の方々も、ぐっと引き込まれていました。



4・5人ずつ2つのブースに分かれ、BLSの練習をしていきます。
一行程ずつ丁寧に救命センターの看護師が指導し、少しずつ流れを掴んでは一通りの処置を施していきます。



救命処置は一人で完結するものではなく、心臓マッサージを行う人、AEDを持ってくる人、バッグバルブマスクを使う人など、数人の手助けが必要になります。
始めのうちは処置もスムーズにいかず、また助け合いもどこかぎこちなく、なかなかキレイな流れで一連の処置を施すことが難しかったのですが、何度も繰り返し練習するうちに、仲間意識も生まれてきて、それぞれがテキパキとした動きを見せられるようになっていました。



2時間近くほぼノンストップで何度も何度も練習していたので、皆さん汗をかきながら研修に取り組んでいらっしゃいました。

患者さんが心地良くいられる体位変換を学ぶ

後半は、麻痺患者の体位変換の方法を学ぶ研修でした。
簡単に座学で知識をつけたあと、実際に自分たちが患者役・看護師役となって練習をしていきます。



患者さんの体位変換は、ただただ看護師のやりやすいように行うのではなく、患者さんが心地の良い状態でいられることを念頭に置いて行われます。
患者さんが楽な体勢でいられるように、背中や脚の下、腕の下などに大小・形様々な枕を挿し入れたりするなど、工夫が必要とされます。

 

枕の大きさや形は病院ごとに異なり、オリジナルで作っている場合もあります。
各病院ではどのような形や大きさのものを使っているのか、どのようにして使用しているのかなどの話もあり、お互いに参考になると頷き合っていました。


今回も前日から準備をし、当日も朝早くから準備をされていた看護部の皆さま、本当にお疲れ様でした。


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