本学寄生虫学講座がアドテック社と共同開発していた、エキノコックス症(多包虫症)キット、エキノコックス症(単包虫症)キット、システィセルコーシス(嚢虫症)キットの3点が平成25年2月から研究試薬として、海外・国内向けに株式会社ICSTから発売されました。
診断抗原として最も信頼性が高いと国際的に評価されている遺伝子組み換えEm18(多包虫症)とAntigen B8/1(単包虫症)を用いるエキノコックス症の迅速キット開発は、文部科学省「橋渡し研究支援推進プログラム」事業において、本学教育研究推進センターと北海道臨床開発機構の支援を受け開発されたものです。また、システィセルコーシス(嚢虫症)キットは文部科学省の科学技術戦略推進費の支援を受け開発したものです。
エキノコックス症・システィセルコーシスは人獣共通寄生虫疾患、食品媒介寄生虫疾患、土壌伝搬性寄生虫疾患であり、地球規模で環境汚染、流行域が拡大し、患者数が増えている難治性の寄生虫疾患です。
[開発した研究試薬]
1 ADAMU(アダム)-AE…エキノコックス症(多包虫症)キット
2 ADAMU(アダム)-CE…エキノコックス症(単包虫症)キット
3 ADAMU(アダム)-CC…システィセルコーシス(嚢虫症)キット
※ADAMUの名称について
ADはアドテック(株) [製造者]ADTEC
AMUは旭川医科大学 [開発者]ASAHIKAWA MEDICAL UNIVERSITY
からとったものです。
製品についての詳細はリンク先の販売元「株式会社ICST」ホームページをご覧ください
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